春風亭一之輔独演会
漫才や吉本新喜劇などのしゃべくり文化が息づく関西、伊丹の街で、めずらしい江戸落語はいかがですか?
5月18日(月)に東リ いたみホールで「春風亭一之輔」の独演会が開催されます。チケットの販売は2月22日(土)から。
東リ いたみホールウェブサイトより
上方落語と江戸落語
関西で東京の落語家と言えば、日曜夕方の老舗番組「笑点」での賑やかな大喜利の印象が強いのではないでしょうか?
伊丹でも「東リ いたみホール」の新春公演や定期的な米朝一門会での落語は馴染みがあるかも知れませんが、それは上方落語というもの。
上方落語は屋外で夕涼みの場や神社仏閣の境内に葦簀(よしず)の囲いをつくり、噺を聴かせる大道芸の伝統を持つ、辻噺(つじばなし)が発祥と言われます。往来の人を呼び込むため、見台(落語家の前にある机のようなもの)を小拍子(拍子木)で叩いたり、はめものと呼ばれる三味線や太鼓、笛などの音が入る賑やかな演出がされており、陽気で華やかな噺が好まれるのもその名残です。商人文化の大坂(大阪)や京都で生まれたこともあり軽やかな商売の会話や旅の道中を舞台にした笑いの多い噺が多いのも特徴です。
一方、江戸落語は侍が大半を占めた武家文化の江戸に生まれたものです。当時の江戸幕府が音曲を厳しく統制したこともあり、素噺という音曲を排除した噺が主流となりました。上方落語と異なり、趣味の楽しみとして噺を聴くために集まった聴衆に向けた座敷芸の伝統を持つため、座布団に落語家が座るのみ、言葉だけでじっくり聴かせる人情噺や怪談噺などの長い噺が多いのも特徴です。
「いま最もチケットの取れない落語家」春風亭一之輔
春風亭一之輔さんは、2001年に入門し2012年に真打昇進。当時21人抜きの抜擢昇進と注目されました。
真打制度が根強く残る東京の落語界では、実力のある落語家と認められ、現在も「いま最もチケットの取れない落語家」として、全国の落語会、またラジオやEテレの落語ディーパーなどのレギュラーや複数の連載コラムを抱え、NHKプロフェッショナル仕事の流儀でも紹介された人気の落語家です。
春風亭一之輔公式ウェブサイト「いちのすけえん」↓
日々のぼやきのような「まくら」から気が付けば噺の世界へ導いてくれる自然な落語は、じっくりと聴かせてくれ、束の間の江戸旅行に連れて行ってくれること間違いなし。
難しくとっつきにくい古典落語の言葉の言い回しを今の時代に合わせた語り口で口演することでも定評があり、はじめて落語を聴く人にもすんなりと楽しめるのが魅力です。
昨年2月の兵庫県立芸術文化センターでの公演は昼公演が完売した為、急遽夜に追加公演が開催されたほど。
今回の「東リ いたみホール」での公演も情報が流れるとすぐに関西の落語ファンからの問い合わせが出ており、注目の高さが伺えます。
公演概要
春風亭一之輔独演会
日時
2020年5月18日(月)
開場18:30
開演19:00
場所
東リ いたみホール(伊丹市立文化会館)大ホール
伊丹市宮ノ前1-1-3
出演
春風亭一之輔
(演目は当日のお楽しみ)
チケット料金(税込)
全席指定
前売3,500円
当日4,000円
未就学のお子様のご入場はご遠慮願います。
車椅子席は、東リいたみホールのみの取り扱いです。
前売券完売の場合、当日券の販売は致しません。
チケット販売所
2020年2月22日(土)発売開始!
東リ いたみホール
- 窓口販売 9:00~
- 電話予約(TEL 072-778-8788)
初日は14:00~(残券ある場合)
通常受付時間9:00~21:30(火曜日休館) - 東リ いたみホール初日販売会場は地下1階多目的ホールです。その後2階事務所で販売します。対面販売のため、座席選択まで長時間かかる場合がございます。予めご了承ください。
チケットぴあ
初日は10:00~
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ローソンチケット
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CNプレイガイド
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店頭引取:ファミリーマート、セブンイレブン
主催
公益財団法人いたみ文化・スポーツ財団
伊丹市
パインオリジン
[文:おかき@ECHO]
この記事は、東リ いたみホールのウェブサイトを参考に作成しました。