リニューアル工事が進められていた伊丹空港(大阪国際空港)がいよいよ7月にグランドオープンするようです。
伊丹空港(大阪国際空港)
伊丹空港のリニューアルプロジェクトは2016年2月からスタートし、2018年4月に中央エリアと屋上エリアが先行してリニューアルオープン、その後も順次工事が進められてきました。
東京オリンピックが開幕する2020年夏ごろの全面オープンを予定していましたが、このほど7月にグランドオープンすると正式に発表されました。
今回のグランドオープンの概要はこちらの通り↓
関西エアポートニュースリリースより転載
今回リニューアルされるのは南北の出発エリアで、特に保安検査場と、その先の搭乗口までのエリアが大きく変わるようです。
2Fにある保安検査場は2019年の10月から11月にかけて一足先に運用を開始しました。
↓こちらは主にJALが使う北ターミナル。
↓そしてこちらは主にANAが入る南ターミナル。
以前よりかなり広く、きれいになりました。
そして7月に完成するのが、保安検査場を入ってからのエリアで、新しくウォークスルー型の商業・飲食エリアがオープンします。
関西エアポートプレスリリースより転載
ウォークスルー型商業エリアとは、保安検査場を出てから搭乗口へ向かう通路を、物販や飲食店の間を縫うように配置することで回遊性を高め、搭乗前の時間にも買い物や飲食を楽しんでもらうためのエリアだそうで、国内線では日本初の導入になるそうです。
つまり、何か買い物をしようと思ったとき、今まではわざわざお店に立ち寄らないといけなかったのが、飛行機に乗るための通り道がお店の中を通ることになるなので、買い物や飲食がしやすくなるというワケ。
真ん中にあるオープンスペースでは食事や休憩、仕事などでも使えるそうです。
↓動線的にはこんな感じになるそうです。
関西エアポートプレスリリースより転載
そして注目のお店ですが、物販エリアには南に9店舗(うち新規7店舗)北に7店舗(うち新規6店舗)が入り、飲食エリアには南に8店舗(うち新規6店舗)、北に7店舗(うち新規6店舗)が入ります。
お店のラインナップには旅の情報誌「じゃらん」がセレクトしたお土産ショップや豊岡鞄のショップ、すし、和食からラーメン、コナモンまで提供する関西の有名飲食店が多数出店するほか、ラ・スイート神戸直営の本格ホテルラウンジ&バーまであるそうです。
飲食ゾーンのイメージ|関西エアポートプレスリリースより転載
今までは保安検査場を通ってからはあまりお店がなく、早めに行っても時間つぶしに困ることがありましたが、これからは早めに空港について、出発までの時間をゆっくり過ごすのもいいかも知れませんね!
そして今回の完全リニューアルでは、南北ターミナル2Fの保安検査前エリアにも新しい店舗がオープンします。
南エリアの2Fには「ある時~、ない時~」で有名な「551蓬莱」が出店。
すでに中央エリアにお持ち帰り専門のお店がありますが、南エリアのお店では飲食も可能。アツアツの豚まんが食べられます。
↑こちらは現在の南ターミナル2F出発ロビー。写真中央奥から右あたりに「551蓬莱」ができる予定です。
そして北ターミナル2Fには「THE GIFT HALL」という、物販やカフェなど4店舗がコラボした複合店舗がオープン。
HMVの小型店舗「HMV&BOOKS」が空港初出店します。
↑こちらが北ターミナル2Fの出発ロビー。
写真左の大きな広告のある仮設壁の向こうに「THE GIFT HALL」ができる予定です。
↑こちらは北ターミナル1Fのチェックインカウンター。
現在の天井の改修工事が行われています。
↑こちらは南ターミナルの1Fチェックインカウンター。南半分はまだ天井の工事中でした。
完成すれば手前のような天井になるのでしょうか。
ちなみに写真左側、空港入り口の奥には小型の飲食店舗などが並んでいましたが、こちらも工事中。
今回のリリースには1Fのリニューアルについては発表がありませんでしたが、どうなるのでしょうか。
リリースによると、5月ごろにグランドオープン日が発表され、7月ごろに内覧会・オープニングイベントが行われる予定とのこと。
今から完成が待ち遠しいですね。
グランドオープンの暁には、リニューアルした空港内部の潜入リポートをしたいと考えていますので、どうぞお楽しみに!
リニューアルグランドオープンについてのリリースはこちら(PDFファイル)。
大阪国際空港ターミナル改修プロジェクト2020 年7月グランドオープン!|関西エアポート株式会社
[文・たっきー@ECHO]