1月17日で阪神・淡路大震災から25年です。
今年も昆陽池公園ではボランティア団体「ユー・アイ・アソシエーション」が主催する「追悼のつどい~あなたの思いを灯してください」が行われています。
1月16日の午後5時46分に震災で亡くなった方と同じ6434本のろうそくに火を灯し、震災の起きた時刻の17日午前5時46分まで灯し続ける追悼のつどいも今回が25回目になりました。
16日の夜、昆陽池公園へ行ってきました。
今回のテーマは「燈心(あかし)~心のともしび」。
困っている人に手を差し伸べ、助け合う姿をイメージしているそう。
受付で記帳を行い、会場内へ。
受付横のモニターには、上から俯瞰した会場の様子が映し出されていました。
ろうそくに火を灯すため、多くの人が集まっていました。
ロウソクの芯になるひもを2本もらい、あたためたロウの中へ入れ、水で冷やす作業を繰り返していきます。
このロウは第1回から使っているロウソクの残った部分を溶かし、再利用しているものです。
この作業を十数回繰り返していくと、ロウソクは徐々に大きく、太くなっていきます。
太い部分の直径が2cmくらいになったところで先端部分を切り落としてもらいます。
そしてロウソクの灯がともる会場内へ。
すでに灯されているロウソクから火をいただき、
犠牲になった方々への追悼の思いを乗せてロウソクを立てました。
人々の思いが詰まったロウソクの灯が揺らめいています。
メッセージの書かれたロウソクもありました。
会場にはボランティアスタッフの皆さんによる、ふるまいコーナーが。
あたたかい豚汁をいただきました。
その他、昨年までの「追悼のつどい」の様子や、昨年台風で大きな被害のあった長野県での支援活動の様子、西中学校での防災講演のビデオ放映などが展示されたコーナーも。
このロウソクの灯は、震災発生時刻の1月17日午前5時46分まで夜を徹して灯され続けます。
会場の外、昆陽池のほとりにある記念の碑には、今年も大きなロウソクの灯と花が添えられていました。
[取材&文・たっきー@ECHO]