今年もチケット完売!第34回伊丹市民オペラ定期公演『アイーダ』を味わうチャンスはまだある!?

今年もチケット完売!第34回伊丹市民オペラ定期公演『アイーダ』を味わうチャンスはまだある!?

※第34回伊丹市民オペラ 定期公演は、新型コロナウイルス感染症への対策に伴い中止となりました(3月2日追記。詳細は、伊丹アイフォニックホールのウェブサイトをご確認ください)。

市内外から多くのオペラファンを集める「伊丹市民オペラ」の定期公演。3月22日(日)に上演される第34回定期公演『アイーダ』も、ひと月以上前の2月10日に早々とチケットが完売となりました!うっかりチケットを買いそびれた!という人もいるかもしれませんが、そんな方にもオペラ本公演の雰囲気が味わえる、耳よりの情報がありますよ!

  1. 「伊丹市民オペラ」とは?
  2. 今年の演目『アイーダ』とは?(あらすじ、見どころなど)
  3. チケットを逃した人も本公演の雰囲気が味わえるチャンス!?

第34回伊丹市民オペラ定期公演『アイーダ』のチラシ

1.「伊丹市民オペラ」とは?

「伊丹市民オペラ」は、主たる配役を演じるソリスト(プロのオペラ歌手)と、様々な配役で舞台を盛り上げる合唱団(市民などのアマチュアで構成)が共演し、同じくプロ・アマ混成による伊丹シティフィルハーモニー管弦楽団が演奏を担当するオペラ定期公演です。今回で第34回目を迎え、国内でも古参級の伝統ある「市民オペラ」です。

自治体や地域の名前を冠した「〇〇シティオペラ」のような定期公演は関西でも複数ありますが、プロ歌手のみによる公演もある中、伊丹市民オペラはその名の通り「市民」が合唱団をはじめ、舞台ボランティアなど様々な形で公演に参加することが最大の特徴です。

もちろん、プロ・アマ混成と言っても音楽性の追求に妥協はありません。その音楽レベルの高さは、チケットが早々に完売する人気ぶりからも伺えます。関西オペラ界を代表する演出家、ソリストによる本格的なオペラ公演です。

2. 今年の演目『アイーダ』とは?

今年の演目である『アイーダ』は、オペラの本場イタリアを代表する作曲家で、「オペラ王」の異名を取るヴェルディ(1813-1901)が作曲し、1871年に初演された有名なオペラです。特に劇中で演奏される楽曲「凱旋行進曲」は、サッカー日本代表の応援歌としても有名で、単独で演奏される機会もあり、メロディーに耳なじみがあるではないでしょうか。

あらすじはというと、ファラオが統治する古代エジブトが舞台。隣国エチエピアの王女アイーダは、エジプト捕らえられ奴隷に身を隠しているが、エジプトの将軍ラダメスとは秘めた恋で結ばれている。一方、エジプトの王女アムネリスもラダメスに恋をしており、アイーダの恋心を見抜いて嫉妬の炎を燃やします。エジプトとエチオピアの両国の戦争によって翻弄される男女の悲劇が、戦を連想させる勇猛な音楽や、嫉妬に燃える官能的な歌でドラマチックに紡がれていきます。

毎回、美しい舞台装置や衣装などの演出も見どころの一つですが、今回は、合唱だけでも115名が出演し、ソリストや演奏者等も含めると約200人が出演するという、スケールの大きな演出となるそうで期待が膨らみます。

第34回定期公演の概要

※チケットは完売しました(当日券の販売はありません)

G.ヴェルディ作曲『アイーダ』
(全4幕・イタリア語上演・日本語字幕付)

日時
3月22日(日)14:00開演(13:30開場)

会場
東リ いたみホール(伊丹市立文化会館) 大ホール
伊丹市宮ノ前1-1-3

指揮:加藤 完二
演出:井原 広樹
合唱指揮:岩城 拓也

【CAST】
アイーダ役・・・白石 優子
ラダメス役・・・藤田 卓也
アムネリス役・・・西原 綾子
アモナズロ役・・・田中 勉
ラムフィス役・・・片桐 直樹
エジプト国王役・・・服部 英生
伝令役・・・今井 詩音
巫女役・・・中原 加奈

管弦楽:伊丹シティフィルハーモニー管弦楽団
合唱:伊丹市民オペラ合唱団
バレエ:平野節子バレエスクール/丸山美保子バレエスクール

主催:伊丹市民オペラ公演実行委員会/公益財団法人いたみ文化・スポーツ財団
共催:伊丹市
助成:芸術文化振興基金

3. 本公演の雰囲気を味わうチャンス!?

オペラの本公演のチケットはすでに完売していて、当日券の販売はなくなりましたが、『アイーダ』の音楽に触れるチャンスはまだ少しあるようです。

2月25日(火)午前10時から伊丹市議会の本会議場で開催される「議場コンサートには、伊丹シティフィルハーモニー管弦楽団が出演し、『アイーダ』の「凱旋行進曲」をはじめとするオペラの名曲が演奏されます。

議場コンサートの概要

日時
2月25日(火)午前10時〜(約20分間)

会場
伊丹市議会本会議場
伊丹市千僧1-1(伊丹市役所2階)

演奏:伊丹シティフィルハーモニー管弦楽団
指揮:加藤 完二

演奏曲目
1.オペラ『アイーダ』より 「凱旋行進曲」
2.オペラ『椿姫』より 「乾杯の歌」
3.J.ストラウス二世 「雷鳴と電光」

入場:無料
定員:82名
(当日、市役所議会棟2階の市議会事務局にて受付(先着順))

問合せ
市議会事務局総務課
Tel. 072−783−1344

伊丹市議会インターネット中継でもご覧いたただけます。

本公演のチケットを入手した方も、逃した方も、オペラの名曲を聴きに議場コンサートに足を運んでみてはいかがでしょうか?

[文・マルコ@ECHO]

この記事は、アイフォニックホール公式ホームページ、伊丹市民オペラ実行委員会Facebookページ等を参考に作成しました。

話題カテゴリの最新記事