【伊丹ミュージアム】企画展「泉 茂 1950s 陽はまた昇る」開催!

公開日:2024年05月24日

市立伊丹ミュージアムにて6月14日(金)〜7月28日(日)で、「泉茂 1950s 陽はまた昇る」が開催されます。

《作品》(詩画集『⼤阪』より ⼩野⼗三郎「わがたてるところより」によせる)1955年 個⼈蔵

泉茂(1922-1995)は大阪市に生まれ、1940 年代後半から約50 年にわたり戦後関西の芸術動向を牽引しつづけた画家です。

《逃げたスペード》 1955 年 カンヴァスに油彩 徳島県立近代美術館蔵

1951年、大阪で結成されたデモクラート美術家協会への参加を機に、シュルレアリスムをはじめとする先鋭的な作品を制作し、前衛美術家としてのキャリアをスタート。

《机上》1952年 市⽴伊丹ミュージアム蔵

戦後の目まぐるしい社会の変化を敏感に感じ取りながら、常に表現を深化し、展開させて生み出した作品は、初期の抒情的な版画からその後の洗練された抽象絵画にいたるまで、独自のユーモアに彩られています。

《仲間》1955年 個⼈蔵

「勇気と自信を或いは、生きるよろこびとかなしみ」を与える絵を描きたいと願いつづけた泉。

《インディアン》1956年 個⼈蔵

「陽はまた昇る」という本展のタイトルは、戦後の危機的状況のなかでも、自由な精神と人間への信頼を作品で示しつづけた、泉の50 年代の活動を象徴的に表したもの。

戦後の荒廃した風景のなかで自己と社会を見つめ、その地平線の先に希望の夜明けを見つづけた創作の軌跡は、不安定な現代を生きる私たちにも多くの示唆を与えることでしょう。

《Work》 1961 年 カンヴァスに油彩 市立伊丹ミュージアム蔵

泉が敬愛したモダンアートの巨匠、フェルナン・レジェの作品も登場。泉はレジェを「太陽」にたとえ、その明るく健康的な人間像を手がかりにしながら、ヒューマニズムに根ざした芸術の理想を探求しました。本展では、二人の作品をともに展観することで、レジェに対する泉の関心とその影響を浮き彫りにします。

フェルナン・レジェ《美しい自転車乗り》 1944 年 カンヴァスに油彩 徳島県立近代美術館蔵

今回の展示では、泉の作品に加え、泉の創作に関わる同時代の海外美術の動向や、異なる領域の表現者の作品や資料などあわせて約100点を紹介。泉が創作にかけた想いを紐解きます。

《逃げたスペード(2)》 1988 年 カンヴァスにアクリル 市立伊丹ミュージアム蔵

招待券を読者にプレゼント!

※終了しました。

今回、ITAMI ECHO編集部では「泉茂 1950s 陽はまた昇る」のペア招待券5組(10名分)を抽選でプレゼントします!

応募締切

6月9日(日)23時59分までに送信

応募方法

こちらのフォームからご応募ください。

  • 当選者の発表は、招待券の発送をもって代えさせていただきます。(6月10日頃発送予定)
  • 送信いただいた住所、氏名等の個人情報は当読者プレゼントの抽選のみに使用し、他の目的では一切使用しません。

展覧会情報

「泉 茂 1950s 陽はまた昇る」

会期

2024年6月14日(金)〜7月28日(日)

会場

市立伊丹ミュージアム
展示室3・5

伊丹市宮ノ前2-5-20
TEL:072-772-5959(代表)

休館日:月曜日
開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)

入館料

一般500(400)円
大高生300(250)円
中小生200(150)円
※( )内は20名以上の団体料金
※兵庫県内の小中学生はココロンカード提示にて無料
※伊丹市内在住の高齢者割引有(平日は60歳以上、土日祝は65歳以上)

主催

市立伊丹ミュージアム
[伊丹ミュージアム運営共同事業体 / 伊丹市]

Written by

最新情報を定期的に配信!

友だち追加

NEW POST最新記事

NEWSお知らせ

「みっけ」バルスタイルプロジェクト