9月9日(月)19時から!「鳴く虫と菊の節供」は三軒寺前広場にて

公開日:2024年09月09日

「鳴く虫と郷町」関連イベント

9月6日(金) 〜 9月15日(日)で開催される「鳴く虫と郷町」(16日(月祝)はスズムシ里親プロジェクト)。

9月9日(月)は、ITAMI ECHO編集部メンバーも協力しているイベント「鳴く虫と菊の節供」を19時から三軒寺前広場(クロスロードカフェ前)で開催します。

鳴く虫と郷町ウェブサイトより

このイベントは9月9日の菊の節句(重陽の節句)の行事を現代風にアレンジし2018年より「鳴く虫と郷町」の関連イベントとして開催!

今年もは伊丹から秋を告げる虫の声「鳴く虫と郷町2024」開催!

伊丹酒造組合と合同で開催します。

20歳以上であればどなたでも参加いただけます。

振る舞い酒は先着100人程度、なくなり次第終了。

「重陽の節供」で不老長寿や繁栄を願う

9月9日は「重陽の節供(菊の節句)」って、ご存知ですか?

重陽の節供(菊の節句)は五節供の一つで、五節供は、江戸時代に定められた5つの式日(現在の祝日)です。

9月9日 の重陽の節供(菊の節句)のほか、1月7日の人日の節句、3月3日の上巳の節供、5月5日の端午の節供、7月7日の七夕の節供があります。

一番大きな陽数(9)が重なることから「重陽の節供」

古来中国では、奇数は縁起のいい数字(陽数)を、偶数は縁起の悪い数字(陰数)と考えられており、陽数が連なる日は、めでたい反面、悪いことにも転じやすいと考え、お祝いとともに邪気祓い(厄払い)をしたのが五節供の始まりだそうです。

その中でも一番大きな陽数(9)が重なる9月9日が、陽が重なると書いて「重陽の節供」と定められ、不老長寿や繁栄を願うようになり、この中国の風習が日本に伝わると、日本でも、宮中や寺社で邪気を祓う行事が催されるようになったそうです。

江戸時代には「五節供」が式日に制定され、その後、民間行事として広がり、明治になって五節供は廃止されたそうですが、今でも年中行事の一環として私たちの暮らしの中に定着しています。

菊は邪気を祓う高貴な花


五節供では、邪気を祓うために、その季節の植物から生命力をもらうということで、それぞれの節供に、植物が関わっています

1月7日は七草の節句、3月3日は桃の節句、5月5日は菖蒲の節句、7月7日は笹の節句、そして9月9日は菊の節句と呼ばれているのはそのためです。

「重陽の節供」では菊を用いることから、「菊の節供」と呼ばれていますが、菊は長寿をもたらすと言われるおめでたい花で、強い香りで邪気を祓うとされてきました。

日本では、平安時代初期に宮中行事として取り入れられ、中国から伝わった菊を眺めながら「菊酒」を飲む「菊花の宴」が行われていたそうです。

現在では、季節感が合わなくなったこともあり、「菊の節供」は次第に影が薄くなっていますが、昔は、五節句を締めくくる行事として、最も盛んだったそうです。

重陽の節供のそのほかの風習


重陽の節供は秋の収穫祭とも結びつきがあり、秋の食材で収穫を祝う習慣もあったそうです。江戸時代から重陽の節句では、栗ごはんを食べる風習があり、「栗の節句」とも呼ばれています。

また、前日の夜に菊に綿をかぶせて、9日の朝、菊の露や香りを含んだ綿で身体を清めると長生きできるとされているという風習「被せ綿」(きせわた)」も重陽の節供を象徴する行事です。

そのほか、菊湯(湯船に菊を浮かべて入る)、菊枕(菊を詰めた枕で眠り、菊の香りで邪気を祓う)、菊合わせ(菊まつりや菊人形展など)など、様々な菊にまつわる風習があります。

長寿や健康を願い、邪気を払うために、現代の形やそれぞれのやりやすい方法で、重陽の節供を象徴する行事を行ってみてはいかがでしょうか。

伊丹では、9月9日(月)19時から、鳴く虫と一緒に行事を開催いたします。是非ご参加ください。

開催概要

鳴く虫と菊の節供2024

2024年9月9日(月)
19時〜
菊酒なくなり次第終了
荒天中止(少雨決行)

場所

三軒寺前広場(クロスロードカフェ前)
伊丹市中央3-2

参加費

無料(予約不要)
なくなり次第終了

主催/お問い合わせ先

鳴く虫菊の節供実行委員会
事務局:ITAMI ECHO
メール:info@itamiecho.net
ITAMI ECHO編集部LINE

共催

伊丹酒造組合

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