公開日:2024年03月22日
2024年2月14日(水)、伊丹市立こども文化科学館で、伊丹市立神津小学校の5・6年生による2回目の神津科学デーが開催されました。
第1回目は2022年に当時5年生だった児童により開催されましたが、当時はコロナ渦のため一般公開はされず校内の児童のみ対象だったそうです。
今回は校区内の一般の方にもお越しいただけるイベントとして、神津こども園・伊丹市神津交流センター・協同の苑ケイメゾンときめき・・伊丹森本郵便局・イオンモール伊丹にチラシやポスターを設置・掲示の協力を頂き広報宣伝をされたそうです。
広告宣伝用のチラシも児童たちが作成し、上のように様々なパターンがあり各チラシに参加チケットが付いています。
児童たちは宣伝グループ、実験グループ、工作グループ、展示グループに分かれ児童たちが主体で企画を進めました。
こども文化科学館に入ると左手に受付ブースがありました。
受付にて、神津小学校の生徒だけでなく一般の方も順番を待っておられます。
受付票に必要事項を記入すると児童から館内マップ・館内での注意事項の説明を受けます。
見所は工作コーナー・ブース&展示・プラネタリウム・実験ショーです。
各見所にはチェックポイントがありスタンプラリー のスタンプを集めることができます。
まず最初に訪れたのは2階、実験ショーの会場(プラネタリウム室)。
こちらでは光の波長や炎色反応の映像を投影、ペットボトルを利用し夕日の再現の実験が行われました。
ちょうど低学年の児童が入室した時間帯でほぼ満席でした。
青色の折り紙を燃やすと何色に燃えるか?クイズを交えながら。
青色の染料に銅が含まれるため緑色の炎が。
夕日はなぜ紅い(オレンジ)のか?
光の波長の違いによる「光の散乱」をペットボトルを利用して再現。
この企画は小学生(5・6年生)が主体的に企画・運営を行い、神津小学校の教諭や伊丹市立こども文化科学館の職員の方々はあくまでも児童たちのサポートという役割に徹しておられました。
準備段階での様子は神津小学校の神津科学デーのウェブサイトにて詳細を公開されていますので児童たちがどのように企画を進めたかそちらもご覧ください。
伊丹市内には市立こども文化科学館、伊丹市昆虫館、市立伊丹ミュージアム、東リいたみホール、アイフォニックホールやアイホールなど沢山の公共施設があるので、今回の神津科学デーのような小学生や中学生、高校生との連携企画で生徒たちやその父兄だけでなく地域の住民へも訴求力のある展示やイベントを開催できると各施設の更なるプレゼンスアップに効果があるように思います。
〈神津小学校の担当教諭のコメント〉
コロナ渦の中、当時の5年生ががんばって開催した前回の「神津っ子フェスティバル」を見学に来ていた下学年の子どもたちが、今回の主役となって、後輩の児童たちや地域の方々のおもてなしをしてくれました。
そのときに先輩達のかっこいい姿を思い浮かべながら、自分たちに何ができるか、何がやりたいかを一生懸命考えたんだな、と思います。その気持ちがすごく伝わってくるイベントになりました。
「地域の子どもたちが科学館を運営する」今回のイベントは公共施設のあり方にもヒントになる取り組みでしたし、
科学館スタッフの私たち自身も、子どもたちからたくさん学びがありました。今後も地域に根付く科学館として、より一層がんばらなきゃという思いとパワーをもらいました。
伊丹市立こども文化科学館 学芸員 丸川 章
神津小の児童や先生方、応援してくださった地域のみなさん、素敵な時間をありがとうございました。
2024年2月14日(水)
9:15〜12:10
伊丹市立神津小学校
5・6年生
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