公開日:2023年04月04日
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2ヶ月前には冬のコラムを書いたのに、3月から暖かい日が続き、すっかり春になりましたね。すでに桜は満開で昼間はポカポカ、チョウも飛んでいますね。
伊丹でみられる早春のチョウにはいろいろありますが、僕が思う早春らしいチョウといえば、ツマキチョウです。
ツマキチョウはモンシロチョウと同じくらいの大きさで、いる場所もほとんど同じです。名前のとおりオスのハネの先(つま)が黄色(オレンジ色ですが)で、形も少しとがっています。メスの“つま”はオレンジ色ではなく白色です。
成虫(チョウの姿)で冬を越すチョウたちほど出現時期は早くはないものの、見られるのはだいたい4月初旬という春の早い時期、しかも2週間ほどの短い間だけです。なので僕はこのチョウを見ると「ああ春がきたなあ、ツマキチョウが見られてよかったなあ」としみじみ思います。仕事が忙しくてなかなか外にでられないと、見ないまま時期が終わることもあって悔しい思いをします。
今年は3月28日に昆陽池公園で見ることができました。
モンシロチョウとの見分けは遠くからでは難しいのですが、飛び方がモンシロチョウとは少しちがって、ちょっとせわしない感じの飛び方をするのでなんとなく分かります。「モンシロチョウみたいなのがいるけど、なんか違うなー」と思って近づくとこのチョウであることが多いです。オスは近づくとオレンジの部分が見えるので、分かりやすいですよ。
今の時期だけのチョウ、よかったら見つけてみてください。
(伊丹市昆虫館・館長 坂本昇)
伊丹市昆虫館
伊丹市昆陽池3-1昆陽池公園内
TEL:072-785-3582
開館時間:9:30~16:30
休館日:火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日休)
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Written by 伊丹市昆虫館