公開日:2026年03月05日
昆陽池公園では現在(2026年3月1日)、たくさんのコウノトリが飛来・滞在しています。昆虫館ドーム前での採餌や、池中央の野鳥の島(日本列島を模した島)で休息や歩行をする姿が確認されています。


日本のコウノトリは1971年に絶滅しました。1985年にロシア(当時のソ連)から6羽を譲り受け、コウノトリの郷公園と豊岡市の皆様が中心となって保護活動、野生復帰の取り組みが続けられてきました。そして、2005年に試験放鳥が行なわれ、その後徐々に数を増やし、2025年12 月31日時点で、野外コウノトリは552羽(兵庫県立コウノトリの郷公園HPよりhttps://satokouen.jp/)にまで復活しました。雛の時に足環が装着され、ナンバーや色の組み合わせから個体識別ができます。


今、昆陽池に滞在しているコウノトリの出生地は鳥取県、豊岡市、島根県、稲美町、京丹後市、福井県、石川県とばらばらで、オスが5羽、メスが7羽、年齢は1歳~4歳です。(2月26日現在)
愛称は生まれた所で名付けられることが多いですが、J0484(オス)、J0755(メス)、J0966(メス)には愛称がなかったので、昆陽池公園野鳥観察グループ「チームK」のメンバーで考えて「やっしー」「なご子」「きろろ」と名付けて豊岡で登録していただきました。
昨年末から連続滞在しているなご子(J0755)は3月1日現在66日目となりました。
これまで昆陽池公園に飛来したのはオスのみでしたが、この冬、初めてメスが降り立ちました。あわせて、コウノトリが同園で年を越したのも、今回が初の事例となります。
2月18日には昆陽池では珍しいヘラサギ2羽と大変珍しいクロツラヘラサギ2羽も飛来してコウノトリと共に3月1日現在も滞在中です。クロツラヘラサギは昆陽池初記録及び伊丹市初記録です。

コウノトリは国の特別天然記念物に指定されています。観察される時は脅かしたりせず、優しい気持ちで静かに見守ってください。
(伊丹市昆虫館 学芸スタッフ 前畑真実
写真:昆陽池公園野鳥観察グループ「チームK」尾崎由紀)
伊丹市昆虫館
伊丹市昆陽池3-1昆陽池公園内
TEL:072-785-3582
開館時間:9:30~16:30
休館日:火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日休)
Written by 伊丹市昆虫館
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