公開日:2022年01月01日
あけましておめでとうございます♪
新年を迎えたところでひとつ四方山話は如何でしょうか。
お正月らしく「初夢」についてで参ります♪
まずは初夢を見るのは何日の夜なのか問題について。
実は(諸説ありますが)時代によって変遷してきているのです。
その昔の大昔、お正月ではなく節分から立春の夜に見るのを初夢としていた鎌倉時代。
時は進み1月1日を一年の始まりと捉えるようになった室町時代には大晦日から1日の朝にかけてみる夢を初夢というようになる。
さらに時代が進み天下泰平江戸時代に入ると、室町から続く、
①1日(元旦)の朝に見た夢
に加えて、
②2日の朝に見た夢
③3日の朝に見た夢
の3説が普及しました。
が、その江戸時代の後期には①は消え②と③が一般的に使われてました。
①が消えた理由は、年越しを寝ずに過ごす風習が広まった影響で。
②が普及した理由は1日の夜が新年初めて迎える夜であること。
③が普及した理由は2日が書き初めや山初め、姫初めのように様々な新年行事を行う日であり各地の神社で「初夢札」(枕の下に敷いて寝るお札)を売られたのが2日だったとからと言われています。
さらに時代は進み、改暦が行われた明治時代になると②の元日の夜から2日の朝にかけて見る夢を初夢とする地域が増えたそうです。
で、結論。
「特に決まりはない」そうです(笑)
ところで、初夢に見ると縁起がいいとされているアレ。
そう、一富士二鷹三茄子。
まずは【一】 末広がりの富士。
そして【二】上昇するイメージから鷹。
最後に【三】「成す」からの茄子。
ここまでは一般的によく使われますが、実はさらに続きがあり、四扇、五煙草、六座頭(しおうぎ、ごたばこ、ろくざとう)と続きます。
【四】末広がりで縁起がいい「扇」 。
【五】煙が上昇する「煙草」(祝いの席に欠かせないアイテムだった説もアリ)。
【六】怪我無くから、毛が無い「座頭」 。
ちなみに、この6つは、
と、それぞれがペア関係(対応)してますね♪
さらに、
【四】葬礼(葬式)
【五】雪隠
【六】火事
というのもあるそうです♪
最後の3つは縁起物ではないけど逆夢として悪い事を先に夢の中で済ませておくので「吉」という説によるそうです♪
さてさて、皆様はどんな初夢を見れますでしょうか。
それではみなさん、素敵なお正月をお過ごしください♪
Written by 伊丹のおくりびと はやみん