2020年の古本屋〜「みんなのひとはこ」の活動とZINEの制作まで

2020年12月30日

2020年は、年明け早々に世界中を襲った新型コロナウイルスによって、世界中のひとがいつも通りの生活様式を変更することを余儀なくされました。2020年が終わろうとしている今も、それはまだ続いています。

特に多くのお店が、自粛営業を余儀なくされました。いつまで、どうやって、大切なお店を守ったらいいのか、そのことについては今もはっきりわからないままです。

古書店だって、例外ではありません。

こうした時代に、どのようにすれば本をお客さんに届けられるのか。そのことを考えて、伊丹市にお店を構える古書店『古書 みつづみ書房』からの呼びかけで、12もの古書店が参加したオンラインでの『みんなのひとはこ』古本市の企画が、4月から5月にかけて行われました。

『古書 みつづみ書房』ウェブサイトより

オンラインの古本市では、予想を超えて全国から多くの注文がありました。北海道や、沖縄からもたくさんの注文があり、本を発送する際には、自分が行ったことのない遠い町の名前に想いを馳せたと、ある古本店店主は振り返ります。

みんなが自粛、ステイホームを始めた今年の春は、街にひとのいない静まりかえった春でしたが、この本がお客さんに届いて、毎日の自宅での暮らしを少しでも豊かにしてくれれば、と、それが多くの古書店店主の願いだったのではないでしょうか。

そしてイベント終了後、このコロナ禍での『みんなのひとはこ』店主みんなの思いをまとめた一冊のZINEが誕生しました。出店している古本屋の本のラインナップ、出店や運営への思いから、実際の売れ行きやメディア出演の歴史など盛りだくさんの内容になっています。

2020年が終わろうとしている今も、しばらくは続くと思われる自粛ムードの中で、どのようにして本を売っていくかというのは今も変わらない課題です。そうした観点からも面白いZINEであると思います。内容も、カラーページに、漫画や絵、店主の思いがつまった盛りだくさんの内容です。

各書店の紹介、実際にオンラインに出していた本のラインナップなど。善行堂さんと風文庫さん、メイリュック堂さんのもの。

全国から寄せられたお客さんの感謝の声!本への思いが伝わります。

絵で、漫画で、文章で……「みんなのひとはこ」への思いを店主が語ります。

『みんなのひとはこZINE』は、伊丹市内では『古書 みつづみ書房』にて販売。また、ITAMI ECHOを運営するecho fields社内の『macca des massés』にて『みんなのひとはこ』に参加した『古本 水平線』(当時は『心平堂』)が販売しています。部数に限りはありますが、ご興味のある方はぜひ!

そしてさらに、1月1日から『みんなのひとはこ#02 GoTo Bookstore』として、企画の第二弾がスタートします。第二弾も選りすぐりの古本がオンラインで並びますので、ぜひチェックしてくださいね。

文:なみま

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