公開日:2024年07月09日
2024年7月14日(日)、ドキュメンタリー映画「僕とオトウト」の上映会が伊丹市立図書館ことば蔵1階多目的室2で行われます。
僕は僕で 兄ちゃんは兄ちゃんで
そうやって生きていってええんやで若き映像作家の手により、みずみずしくもヒリヒリとさせられる家族の物語が誕生した。京都大学大学院で共生人間学を学ぶ髙木佑透監督が、重度の知的障害をもつ弟・壮真にカメラを向けた「僕とオトウト」。幼いときからやんちゃな弟を守りつづけてきた兄は、その弟が大きくなりしばし親の手に負えなくなったいま、将来弟の面倒を見るのは自分しかいないのではないかと思い悩む。それにはまず弟のことをもっと知らなくてはならない。
こうしてカメラを通じて弟との対話をはじめた兄だが、そのさなか、弟のいたずらで事件が起きる。はたして障害をもつ弟とのあいだにコミュニケーションは成立するのか。撮る側と撮られる側、双方の成長が刻印された、“若さ”が成し遂げた映画の奇跡がここにある。
「僕とオトウト」公式サイトより
当初、この映画の上映会の告知記事の依頼をいただいた際にシンプルなITAMI ECHOの告知記事で読者の皆様にこの映画に興味をもって頂けるのか?
どのようにすれば主催者の想いが伝わりより多くの人にこの観賞会に足を運んでもらえるのか?
自分自身が障がいというものに全く無知だった二十数年前、兵庫県にスペシャルオリンピックス日本(知的発達障害のある人たちのスポーツ団体。現在は公益財団法人スペシャルオリンピックス日本)の地区組織を立ち上げるために当時会長をされていた細川佳代子さんの講演がありその講演の席を埋めるため?の職場のボランティア有志の会のメンバーに対して動員がかかりました。
先述したとおり当時の私は、知的発達障がいはもとより全ての障がいということに対して無関心、言い換えると避けていたかも知れません。
そんな私でしたが2時間ほどの説明会(講演とVTRを交えた団体説明)に参加した後、高揚感と感動でもう少しスペシャルオリンピックスについて知りたいと思うようになりました。
私のスペシャルオリンピックスとの関わりについて書くと話が長くなり本題から逸れるのでほどほどにしますが、それまでの私が持っていた障がいに対する偏見、障がいを持つ人=気の毒な人=社会的弱者、障がいを持つ人を支える人たち=崇高な志があって熱い思いと優しさに満ち溢れた自分とは正反対の人たち。そんな偏見があったので知らず知らずに避けていたように思います。
私の場合、スペシャルオリンピックスとの出会いが無知による偏見を解きほぐすきっかけになりました。
この映画の告知記事を書かせていただくにあたり、映画の公式サイトやレビュー、ネタバレ記事を読みました。
それらを読みあの二十数年前を思い出し、7月14日(日)のこの映画の上映会でこの映画をちゃんと観たいなという気持ちになりました。
この記事を読んでいただいた方にも是非会場に足を運び映画を鑑賞頂けたらと思います。
2024年7月14日(日)
14:00〜15:00
映画上映会
15:10〜16:00
おしゃべり会
※おしゃべり会は映画のこと子どもの特性のこと子育てのことなどをお話をできる会にされる予定です。
伊丹市立図書館ことば蔵
1階 多目的室2
伊丹市宮ノ前3−7-4
中学生以上200円
定員60名
コミュニティカフェ フルハウス
ibasho.fullhouse@gmail.com
コミュニティカフェ フルハウス
※この事業は赤い羽根共同募金助成事業です
「コミュニティカフェ フルハウス」
地域にある自分たちの遊び場、交流の場。 「ただいま!」と家に帰ってくるみたいな場所
心が満たされるよいな居場所でありたい。
子どもだけでなく、家族や地域の人、高齢者や障がいの方たち、いろんな方たちと繋がれる常設の居場所を伊丹小学校地区に作りたいと目指して活動しています。
立ち上げのきっかけは、小学校以降の子どもの居場所が習い事や塾になっていて、ふらっと立ち寄れる居場所がほしいとの思いで2018年に活動がスタートしました。
立ち上げ時から不定期でことば蔵交流フロアにて放課後の居場所など開催。
現在も不定期開催で、夏休み企画、おしゃべり会を開催中。
Written by ショージ