公開日:2021年12月31日
先日伊丹の町を車で移動中、普段見慣れているはずの道路標識に違和感を感じて2度見してしまった看板があります。
それがこちら。
その違和感にお気付きでしょうか。
少し遠いですね……。
少し寄ってみます。
一時停止の標識に英語が併記されてます!
気になって周囲の標識を探してみたけど、この標識以外は今まで通り日本語表記のみです。
少し気になったので調べてみると……。
以下沖縄県警察公式ウェブサイトから引用です。
【英語が併記された標識の新設について】
「道路標識・区画線及び道路標示に関する命令」が改正され、「一時停止」、「徐行」及び「前方優先道路」に英語が併記された標識が新設されました。
1 改正命令の施行
(1) 命令名
道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の一部を改正する命令(平成29年内閣府令・国土交通省令第3号)(2) 命令施行日
平成29年7月1日(3) 改正趣旨・目的
訪日外国人の増加や東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催等の情勢を受け、国民と訪日外国人の双方にとって分かりやすい道路標識を設置するもの。(4) 改正内容
下記英語併記の規制標識の追加(https://www.police.pref.okinawa.jp/docs/2017101000042/より引用)
分かりやすく言うと、
「2020年オリンピックパラリンピックで日本に来る外国人向けに3種類の標識を英語併記にする」
ということ。
もう少し詳しく探してみると、日本経済新聞に記事を見つけました。
2020年東京五輪・パラリンピックを控え、訪日外国人の増加に対応するため、一時停止を示す「止まれ」の文字の下「STOP」と英語を併記した新しいデザインの道路標識が1日、東京都内にお目見えした。
警視庁によると、東京都内に約14万カ所ある一時停止の標識のうち、競技会場となる施設がある渋谷区や江東区など11市区の計約3万5千カ所について、全てを五輪開催までに新しいデザインへ交換するとしている。
警察庁によると、全国には一時停止の標識が約170万カ所、徐行は約千カ所ある。設置から十数年の更新時期を迎えたものから交換する。訪日外国人が多く訪れる観光地や、レンタカーを借りることが多い空港周辺では、都道府県公安委員会の判断で優先的に切り替えるとみられる。
(https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG01H37_R00C17A7000000/より引用)
これも分かりやすく言うと、
「東京都内で競技会場がある市区の標識は全部英語併記にする」
「全国的にも観光地など外国人が沢山来る所の標識も英語併記にする」
ということ。
一時停止の看板が英語併記になった理由は分かった。
けど、なぜ伊丹に?
しかもこの1枚だけ?
謎は深まるばかりです……。
如何でしょうか。
普段見慣れている道路標識の新様式。
皆さんも一度探してみて下さいね♪
Written by 伊丹のおくりびと はやみん