東京の永青文庫で柿衞文庫所蔵作品の展覧会

公開日:2021年10月06日

柿衞文庫の所蔵品といえば、東京大学総合図書館「洒竹・竹冷・知十文庫」、天理大学附属天理図書館「綿屋文庫」とともに日本三大俳諧コレクションのひとつ。

柿衞文庫では伊丹が誇る俳諧コレクションが展示されていますが、この秋、東京にある永青文庫で、柿衞文庫所蔵品の展覧会「柿衞文庫名品にみる 芭蕉ー不易と流行とー」がはじまりました!

東京の目白にある永青文庫外観(永青文庫提供)

永青文庫は大名細川家伝来の文化財を所蔵する美術館として有名で、コレクションは、日本と東洋を中心とした美術工芸品や歴史資料など95点を超えます。

今回永青文庫で行われる展覧会のタイトルは、「柿衞文庫名品にみる芭蕉―不易と流行と―」。

「不易流行」とは、古い伝統を踏まえつつ、一方では新しいものを取り入れることが大切だという意味。

芭蕉が提唱した俳諧の理念ですが、今ではあらゆる芸術作品に通じる理念だともいわれています。

今回の永青文庫では、柿衞文庫が所蔵する芭蕉の名品が一堂に公開され、芭蕉の俳諧風雅の精神である「不易流行」に迫る展示となるとのこと。

松尾芭蕉筆「旅路の画巻(三画一軸の内)」(部分)江戸時代中期(17世紀)
柿衞文庫蔵(永青文庫提供)
 

あわせて飯尾宗祇や松永貞徳、西山宗因、上島鬼貫など連歌から俳諧に至る作品の数々も同時公開。

伊丹が誇る美術館の名品が東京で公開されるなんて、すごいですね!

作品が柿衞文庫に返ってきたら、これが東京に行った作品かあ……と見に行ってみるのも楽しそうですね。

ホテル椿山荘では、コラボレーション企画として、チケット付きランチや宿泊費プランのほか、10月18日(月)には特別鑑賞会も開催されるそうですよ!

展示情報

「柿衞文庫名品にみる 芭蕉ー不易と流行とー」

会期
前期:10月2日(土)~10月31日(日)
後期:11月3日(水・祝)~12月5日(日)
※前期・後期で大幅な展示替えがあります。
開館時間
10:00~16:30(入館は16:00まで)
場所
東京都文京区目白台1-1-1
TEL:03-3941-0850
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