公開日:2026年01月22日
― 売茶翁の心を受け継ぐ「煎茶道」の世界 ―
江戸時代の町家に、ふわりと立ちのぼる湯気と、静かな所作。
市立伊丹ミュージアムにて、県指定有形文化財「旧石橋家住宅」を会場に、煎茶道のお手前見学会が開催されます。

今回公開されるのは、「煎茶道 高遊外売茶流」のお点前。
格式にとらわれすぎず、自然体のもてなしを大切にする煎茶道の魅力を、間近で感じていただけます。
煎茶道の祖とされるのが、高遊外売茶翁(こうゆうがい ばいさおう)。
佐賀市生まれの禅僧。
江戸時代中期、京都・東山など洛中・洛外へ茶道具を担いお茶を煎じて販売し、身分や形式に縛られない“自由な茶の精神”を広めた人物です。
抹茶中心だった当時の茶の世界に一石を投じ、自然のままの茶葉を味わい、人と人が対等に語らう場としての「煎茶」を世に根付かせました。
売茶翁の思想は、豪華さよりも簡素さ、権威よりも心を重んじるもの。
その精神は今も煎茶道に息づき、日常の延長にある豊かな時間を私たちに教えてくれます。
江戸時代後期に建てられた町家「旧石橋家住宅」で、暖房の効いた室内にて行われるお点前は、所要時間約15分。
作法を学ぶというよりも、煎茶の香りや所作の美しさを“見て、味わって、感じる”ひとときです。
申込不要・参加無料。
伊丹のまちで、江戸から続く静かな文化にふれてみませんか。
2026年1月25日(日)13:15~16:00
市立伊丹ミュージアム 旧石橋家住宅 一階座敷
伊丹市宮ノ前2-5-28
「煎茶道 高遊外売茶流」お手前公開
※煎茶をお飲みいただけます
※暖房あり/就学前のお子様のご参加はご遠慮ください
※申込不要・当日直接会場へ
※所要時間 約15分
お茶の「みどり園」
伊丹市西台1-1-1 阪急伊丹リータ 1F
TEL:072-772-3562
Written by ITAMI ECHO編集部
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