公開日:2026年09月30日
「伊丹といえば、お酒」。
そんなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
江戸時代、伊丹の酒は上方から江戸へ運ばれる「下り酒」の代表格として知られ、全国にその名を広げました。
そんな“酒どころ伊丹”を舞台に、ちょっとユニークな展覧会が始まります。
2026年10月16日(金)から市立伊丹ミュージアムで「酒にのまれ展」が開催されます。

日本人とお酒との付き合いはずっと昔から続いてきました。
花見をしながら一献。
秋の虫の音を聞きながら一献。
居酒屋や屋台で「アテ」をつまみながら一献。
そして酒席では楽しいだけでなく、思わず笑ってしまうような人間模様が繰り広げられることも。
ときには、文字どおり「酒にのまれてしまう」ことも。
今回の展覧会では、そんな日本独自の酒文化を、約150点の多彩な作品・資料を通して紹介されます。
酒そのものだけではなく、酒をめぐる「食」「季節」「遊び」「人々の姿」まで含めて見ていくことで、私たちが当たり前のように楽しんでいる「お酒のある風景」が、実は長い歴史の中で育まれてきた文化だったことに気づかされます。
伊丹は、江戸時代に美酒の大量生産が可能となり「下り酒」の産地として発展しました。
今回の展示では、そんな伊丹の酒文化を考えるうえでも興味深い作品が登場。
重要文化財を含む絵画や書籍、浮世絵などさまざまな資料から酒と人との関わりをたどります。
「美術展はちょっとハードルが高い……」という人も、今回のテーマなら意外と身近では?
“酒飲みって、昔からこんな感じ?!”
そんな楽しみ方もできそうです。
さらに会期中には、関連イベントとして「町家で愉しむ 江戸の食と酒」も開催。
江戸時代の“アテ”を現代によみがえらせた高槻市の和食店「心根」さんご協力による「江戸時代のアテ3品」と、伊丹酒3杯を、旧石橋家住宅という趣ある町家で楽しめます。
開催日時は11月3日(火祝)、12月12日(土)、13日(日)。
①11:00~12:00 ②12:00~13:00 ③13:00~14:00 ④14:00~15:00 ⑤15:00~16:00
参加費 3,850円(税込)
各回6名の予約制で、10月4日(日)10時から電話で受付開始です。
TEL:072-772-5959
※先着順
展覧会を見て、江戸の酒文化を知って、その味まで楽しむ。
これはまさに、“酒どころ伊丹”ならではの展覧会の楽しみ方かもしれません。
※飲酒を伴うイベントのため、未成年の方は参加できません。また、飲酒後は展示室のある建物へ入場できません。
※展覧会を観覧する場合は、イベント参加前にご覧ください。
今回は、市立伊丹ミュージアムだけでなく、伊丹・池田・西宮の3館が連携。
市立伊丹ミュージアムの「酒にのまれ展」に加えて、逸翁美術館の「のむ―茶器と酒器と喫煙具―」(9月19日〜11月23日)、酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)の「グルメな江戸時代」(9月12日〜11月23日)が開催されます。
3館をめぐってスタンプを集めると、3館の記念品セットをプレゼント。先着150名なので、こちらもお早めに。
さらに10月25日(日)14時〜、市立伊丹ミュージアムで3館の担当学芸員が参加するミュージアムトークも開催されます。
※正面玄関(チケット受付)にお集まりください
伊丹の歴史を知りたい人も、浮世絵や美術作品が好きな人も。
「酒」という身近なテーマから、日本人の暮らしや文化をのぞいてみると、いつもの伊丹のまちが少し違って見えてくるかもしれません。
この秋は、市立伊丹ミュージアムで、“酒にのまれた人々”の姿を眺めながら、酒と人の長い歴史にちょっと酔ってみませんか?
2026年10月16日(金)~12月13日(日)
市立伊丹ミュージアム 展示室1・2・3・5
10:00~18:00(入館は17:30まで)
月曜日
※11月23日(月祝)は開館、翌24日(火)は休館
一般 1,000円
大高生 700円
中小生 400円
※各種割引・無料制度あり
市立伊丹ミュージアム
TEL:072-772-5959
詳しい展示内容や関連イベントについては、公式サイトをご確認ください。
Written by ITAMI ECHO編集部