公開日:2023年06月27日
6月30日(金)、猪名野神社では「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」。茅の輪神事は15時より。
夏越の大祓とは、知らず知らずのうちに取り憑いた心身の穢(けが)れ、罪や過ちを祓(はら)い清める「大祓」の神事のこと。
人の形をした紙「「人形(ひとがた)」を身代わりとして託します。夏の暑さを乗り切り、無病息災を祈願する、古来より伝え続けられてきた神事です。
すでに境内では「茅(ち)の輪」が設置されています。茅の輪神事以外の時間も各自でくぐることができますので、掲示されているくぐり方をみて、是非くぐってみましょう。
大祓は、我々日本人の伝統的な考え方に基づくもので、常に清らかな気持ちで日々の生活にいそしむよう、自らの心身の穢れ、そのほか、災厄の原因となる諸々の罪・過ちを祓い清めることを目的としています。
この行事は、記紀神話に見られる伊弉諾尊いざなぎのみことの禊祓みそぎはらいを起源とし、宮中においても、古くから大祓がおこなわれてきました。中世以降、各神社で年中行事の一つとして普及し、現在では多くの神社の恒例式となっています。
年に二度おこなわれ、六月の大祓を夏越なごしの祓と呼びます。大祓詞を唱え、人形ひとがた(人の形に切った白紙)などを用いて、身についた半年間の穢れを祓い、無病息災を祈るため、茅や藁を束ねた茅の輪ちのわを神前に立てて、これを三回くぐりながら「水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり」と唱えます。また、十二月の大祓は年越の祓とも呼ばれ、新たな年を迎えるために心身を清める祓いです。
私たちにとって、その年々の節目におこなわれる大祓は、罪や穢れを祓うとともに、自らを振り返るための機会としても、必要なことではないでしょうか。
神社庁ウェブサイトより
2023年6月30日(金)
15時開始
猪名野神社
伊丹市宮ノ前3-6-4
Written by ITAMI ECHO編集部