8月1日(金)〜10月13日(月・祝) 柿衞文庫企画「Poet painter-俳画と詩画 戸田勝久」開催!市立伊丹ミュージアム

公開日:2025年07月24日

市立伊丹ミュージアムで柿衞文庫企画「Poet painter-俳画と詩画 戸田勝久」が、2025年8月1日(金)〜10月13日(月・祝)の期間開催されます。

本展では、神戸出身の画家、戸田勝久氏が長年探求してきた「文学的絵画」の世界をご紹介します。戸田氏は、アクリル画、銅版画、南画を学び、1978年に挿絵画家としてデビューして以来、国内外で精力的に作品を発表してきました。

「詩のある絵画」を求めて

戸田氏が敬愛してやまないのは、江戸中期の画家・俳人である与謝蕪村です。蕪村は、句・書・画が一体となった質の高い「俳画」を確立し、海外では「Poet painter(詩画家)」として高く評価されています。戸田氏は、「蕪村のような『詩のある絵画』を目指して制作している」と語るように、エッチング、テンペラ、水彩、アクリル絵具、水墨など、東西両洋の多様な技法を駆使し、文学的な奥行きを持つ作品を生み出してきました。

展示内容

本展では、戸田勝久氏の銅版画、アクリル画、墨彩画、そして装釘本を一堂に展示します。また、氏が影響を受けた松尾芭蕉、与謝蕪村、池大雅、浦上玉堂、良寛、大田垣蓮月、河東碧梧桐といった先人たちの書画資料もあわせて展示し、戸田氏の創作の源流と、その世界観を深く掘り下げます。愛書家としても知られる戸田氏の作品には、さまざまな書物の姿が描かれており、その点にもご注目ください。

戸田勝久画「空の行方」市立伊丹ミュージアムウェブサイトより
戸田勝久画「夏のはじまる日」市立伊丹ミュージアムウェブサイトより
戸田勝久画「仙人遊行図」市立伊丹ミュージアムウェブサイトより
与謝蕪村「樹下方士図」市立伊丹ミュージアムウェブサイトより
良寛「冬ごもり・五合庵自画賛」市立伊丹ミュージアムウェブサイトより

柿衞文庫企画「Poet painter-俳画と詩画 戸田勝久」

開催概要

会期

2025年8月1日(金)~10月13日(月祝)

会場

市立伊丹ミュージアム 展示室1
伊丹市宮ノ前2-5-20

開館時間

10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日 月曜日
(ただし、8月11日・9月15日・10月13日は開館、8月12日・9月16日は休館)

入館料

一般300(250)円 大高生150(100)円 中小生100(50)円

  • ( )内は20名以上の団体料金
  • 学生の方は、学生証をご提示ください
  • 兵庫県内在住・在学の小中学生は、ココロンカードなどのご提示で無料
  • 伊丹市内在住の高齢者の方は、証明書のご提示で半額(平日は60歳以上、土日祝は65歳以上)
  • 障害者手帳をお持ちの方は、手帳のご提示で半額(ご本人と介護者1名)
  • その他の特別料金等についてはこちらをご覧ください

主催

市立伊丹ミュージアム[伊丹ミュージアム運営共同事業体 / 伊丹市]

企画

公益財団法人柿衞文庫


記念講演会「ふたり語り、絵と俳句」

本展の開催を記念し、戸田勝久氏と俳人の津川絵理子氏による講演会を開催します。

日時

2025年9月28日(日) 14時~15時30分

会場

市立伊丹ミュージアム 講座室
伊丹市宮ノ前2-5-20

登壇者

戸田勝久氏(画家)
津川絵理子氏(俳人)

聴講料

一般1500円、大高生1000円※当日観覧券付き

定員

60名
※要申込・先着順

申込方法

8月20日(水)10時より電話(072-772-5959)にて申込み受付開始


この夏から秋にかけて、市立伊丹ミュージアムで、戸田勝久氏が織りなす「詩と絵画」の奥深い世界をぜひご堪能ください。

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