公開日:2020年07月27日
クロスロードカフェのギャラリーで、久留米絣の雑貨展『久留米絣のある暮らし』が開催されています。8月10日(月)まで。
古賀円さんより
この展示のきっかけは、阪急うめだ本店で出店(7月1日〜7日)をされていた、久留米絣みらい研究室 Coppolart(コッポラート)代表の古賀円(こが まどか)さんが阪急うめだ本店出店期間中に、クロスロードカフェを訪れたこと。
古賀さんとクロスロードカフェ店主の荒木さんが意気投合し、古賀さんの阪急うめだ本店出店終了後、7月9日(木)よりクロスロードカフェで展示がスタートすることになりました。
久留米絣(くるめかすり)は、福岡県南部の筑後地方で製造されている綿織物です。220年の伝統を誇る伝統工芸で、久留米絣の技法は、1956年に重要無形文化財に指定され、1976年には通商産業大臣による伝統工芸品の指定も受けています。
福岡県を4つに分割した地域(福岡・北九州・筑豊)のうちの一つで、福岡県の南部地域の呼称。核となる都市には久留米市・大牟田市・柳川市などがあり、そのうち久留米市が筑後地方で最大の都市である。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』筑後地方より引用)
日本三大絣の一つである久留米絣は、夏は涼しく感じ、冬は暖かく感じるという特徴があり、着れば着るほど、使えば使うほど、風合いや肌への馴染みが良くなるそう。丈夫な素材で、洋服も雑貨も長く使うことができ、その変化も楽しめます。
久綿素材の織物で、通気性が良いため夏は涼しく感じることができ、冬は内側の熱が放出されにくいため暖かく感じることができます。着れば着るほどに肌に馴染み、風合いが良くなっていきます。丈夫な生地のため普段着としても優れた性質を持っています。
久留米絣の特徴は柄のかすれやにじみです。手作業で作られた絣に親しみやすさを感じることができるでしょう。素朴なデザインの中でも、デザインの技術は進歩していき、大柄小柄絣、絵絣などの技法を生み出しました。
備後絣(びんごがすり)、伊予絣(いよがすり)と並び日本三大絣の一つと呼ばれる久留米絣は、複雑で繊細な柄と素朴な藍色が着る人の心を楽しくさせます。洗うほどに美しくなるとも言われ、長く愛用される木綿絣です。(工芸ジャパンウェブサイト「久留米絣」より引用)
古賀円さんFacebookより
古賀さんは、「久留米絣を多くの人に知ってほしい」という熱い思いで、プロデュースやデザインを手掛けるだけでなく、様々なアイデアや企画により、久留米絣を広める伝道師として活躍されています。
GYOSHO(=行商)という名で各地で紹介や販売の機会を作ったり、ファッションショーの開催や東京ガールズコレクションへの参加など、その活動は多岐に渡ります。
福岡・久留米「伝統と地域サスティナブルとわたし ー久留米絣でまちに新たな価値を紡ぐ」(無印良品 ローカルニッポン)
ポートフォリオ(職人の考察)「Coppolart 古賀円さん」(久留米絣織元 下川織物)
オトナ空間 筑後で活躍中の方にお話を聞きにいきます!「久留米絣みらい研究室 Coppolart 代表 古賀 円」(cocomi)
今回の展示では、『久留米絣みらい研究室 Coppolart』による雑貨や洋服、久留米の就労支援A型『ふくろうの森』とコラボレーションした小物雑貨が数多く並びます。
絣を知っている方は、デザインや柄の豊富さ、久留米絣で作られた洋服や雑貨に驚かれるかもしれません。
絣を知らない方はもちろん、絣を知る方も、久留米絣の魅力に是非触れてみてください。
2020年7月8日(水)〜8月10日(月)
11:00〜20:00
火曜日、第3・第5月曜日は定休
伊丹市中央3-2-4
TEL:072-777-1369
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Written by ITAMI ECHO編集部