伊丹ミュージアムで「谷川俊太郎 絵本★百貨展」開催中!

公開日:2025年11月13日

「この言葉の遊びが、あなたを待っている。」——詩人であり絵本作家でもある谷川俊太郎の、絵本という世界へのご招待。

絵本の「百貨店」的な展覧会

10月24日(金)から12月21日(日)まで、市立伊丹ミュージアムにて、絵本の「百貨店」的な展覧会「谷川俊太郎 絵本★百貨展」 が開催中です。

市立伊丹ミュージアムウェブサイトより
市立伊丹ミュージアムウェブサイトより
市立伊丹ミュージアムウェブサイトより
市立伊丹ミュージアムウェブサイトより
市立伊丹ミュージアムウェブサイトより
市立伊丹ミュージアムウェブサイトより
市立伊丹ミュージアムウェブサイトより
市立伊丹ミュージアムウェブサイトより
市立伊丹ミュージアムウェブサイトより
市立伊丹ミュージアムウェブサイトより
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展覧会の魅力ポイント

谷川俊太郎氏は、1960年代以降、絵描きや写真家とともに200冊におよぶ絵本を手がけてきました。

展覧会ではその中から約20冊を厳選。原画展示、絵と言葉が動き出す映像・音・朗読、巨大な絵巻、会場限定のインスタレーションなど“体験型”展示も満載です。

伊丹会場限定の特別展示として、絵:元永定正『もこ もこもこ』、絵:中辻悦子『よるのようちえん』の原画も登場。

“百貨展”という言葉の意味

“百貨展”という表現が示すように、ただ絵本を並べるだけではなく、まるで百貨店のように多様で豊かな作品世界をめぐる“棚めぐり”の楽しさがこの展覧会のキモ。詩人・谷川俊太郎の「ことばあそび」「世界の認識」「ナンセンスの楽しみ」「生きること/死/戦争」などのテーマが、様々なクリエイターたちの手を介して、絵とことばで展開されています。

家族みんなで楽しめる展示

小さなお子さま連れのご家族から、絵本ファン、大人のアート好きまで、「言葉」と「絵」が出会う瞬間を、五感で楽しめる構成です。会場限定の体験コーナーや展示空間は、ちょっと立ち止まって、「絵本」をめくるようにその場を味わってほしい。まさに“絵本の世界から飛び出した”展示です。

「百貨店」で注目する絵本

『絵本』
写真・谷川俊太郎
的場書房 1956
(2010復刊 澪標)

『まるのおうさま』
絵・粟津潔
福音館書店 1971

『こっぷ』
写真・今村昌昭
福音館書店 1972

『ぴよぴよ』
絵・堀内誠一
ひかりのくに 1972
(2009復刊 くもん出版)

『ことばあそびうた』
絵・瀬川康男
福音館書店 1973

『とき』絵・太田大八
福音館書店 1973

『もこ もこもこ』
絵・元永定正
文研出版 1977

『えをかく』
絵・長新太
新進 1973
(1979復刊 講談社)

『せんそうごっこ』
絵・三輪滋
ばるん舎 1982
(2015復刊 いそっぷ社)

『なおみ』
写真・沢渡朔
福音館書店 1982

『うつくしい!』
写真・塚原琢哉
日本ブリタニカ 1983

『ままです すきです すてきです』
絵・タイガー立石
福音館書店 1986

『よるのようちえん』
絵・中辻悦子
福音館書店 1998

『おならうた』
絵・飯野和好
絵本館 2006

『おそばおばけ』
絵・しりあがり寿
クレヨンハウス 2009

『かないくん』絵・松本大洋
ほぼ日 2014

『これはすいへいせん』
絵・turera tupera
金の星社 2016

『へいわとせんそう』
絵・Noritake
ブロンズ新社 2019

『オサム』
絵・あべ弘士
童話屋 2021

『ぼく』
絵・合田里美
岩崎書店 2022

『ここはおうち』
絵・junaida
ブルーシープ 2023

『すきのあいうえお』
写真・田附勝
ブルーシープ 2023

和田誠との絵本あれこれ

市立伊丹ミュージアムウェブサイトより
市立伊丹ミュージアムウェブサイトより

谷川俊太郎(たにかわ しゅんたろう)

詩人。1931年東京生まれ。
1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。

1962年「月火水木金土日の歌」で第四回日本レコード大賞作詩賞
1975年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞
1982年『日々の地図』で第三十四回読売文学賞
1993年『世間知ラズ』で第一回萩原朔太郎賞など受賞・著書多数。

詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表した。

市立伊丹ミュージアムウェブサイトより

展覧会概要

谷川俊太郎 絵本★百貨展

会期

2025年10月24日(金)〜12月21日(日)

会場

市立伊丹ミュージアム
展示室2・3・5
伊丹市宮ノ前2-5-20

開館時間

10:00〜18:00(入館は17:30まで)

休館日

月曜日(ただし11/3・11/24は開館、11/4・11/25休館)

観覧料

一般1,000円
高大生700円
中小生400円
※各種割引あり

主催

市立伊丹ミュージアム
[伊丹ミュージアム運営共同事業体 / 伊丹市]

協力

モトナガ資料研究室

企画協力

ブルーシープ株式会社

アクセス&ひとこと

市立伊丹ミュージアム は、兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20にあります。JR/阪急「伊丹」駅から徒歩圏内。展覧会の前後に、伊丹の町をぶらり散策するのもおすすめです。

普段“絵本”に触れる機会が少ない方も、「この絵と言葉の出会いって、こんなに豊かなんだ」と驚くはず。ぜひこの冬、足を運んでみてください。

関連イベント

ギャラリートーク

日時:10月24日(金)11時〜(約45分)
講師:林綾野(本展キュレーター)
参加費:無料 / 要・展覧会の当日観覧券(事前申込不要)
※終了しました

郷町◯店

紅茶とスコーンのお店「すこんてぃ」が特別出店します。
日時:10月24日(金)、10月25日(土) いずれも11:00〜16:00
場所:旧石橋家住宅1階
※終了しました

Art Book Market

個性豊かな古本屋さんが大集合。
日時:11月15日(土)、11月16日(日)いずれも11:00〜16:00
場所:旧石橋家住宅1階(市立伊丹ミュージアム敷地内)

記念コンサート

「たにけん sings しゅんたろ〜かわいい歌からおもしろこわい歌、そして泣ける歌まで〜」 

谷川俊太郎(しゅんたろ)と 谷川賢作(たにけん)が共作した、校歌や劇中歌から、大人のためのちょっと不思議な歌まで、たにけんがめいっぱい歌いまくります。創作をめぐるエピソードトークもお楽しみに!

  • 演奏:谷川賢作(音楽家) 
  • 日時:11月21日(金)14時開演(受付開場は13時半)
  • 会場:伊丹アイフォニックホール 小ホール1(伊丹市宮ノ前1-3-30)
  • 定員40名(未就学児も入場可)/ 参加無料
  • 要事前申込 / 10月25日(土)10時より電話072-772-5959にて受付開始

※定員に達しましたので、これからお申し込みの方はキャンセル待ちの受付

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