ちょっとしたワザを使って私鉄3本乗り継いでみた~叡電岩倉駅編【伊丹から片道1000円旅・第4回】

公開日:2020年03月05日

まいどっ!「となりの人間国宝さんNo.4862」たっきー@ECHOでございます!

「乗り鉄派」の僕たっきーが、伊丹駅からJR・私鉄(阪急など)を使って片道1000円で行ける駅で下車して、ぶらり街歩きをしてみたり、美味しいもの(&お酒)を楽しんでみようというこの企画。

1月に「青春18きっぷ」を使った特別編をお送りしましたが、今回はレギュラー編の4回目をお送りします!

ちなみに今までのシリーズはこちら

さて、今回のスタートは阪急伊丹駅。

今までの3回では、目的地までのきっぷを最初に購入していましたが、今回は初の分割購入。

まずは伊丹駅から230円区間のきっぷを購入。

伊丹線の最古参車両3000系に乗車。
(ちなみにロケ日は去年の12月でした)

塚口からは最新の1000系の普通大阪梅田行に乗り換え。

藻川を渡り、猪名川を渡り(猪名川撮るの忘れた)、

神崎川を渡り…

淀川を渡って、

大阪梅田に到着。

梅田駅にずらりと並んだ車両たち。いつ見ても壮観ですね~。
ちなみに梅田駅は線路が9線、ホームが10本ありますが、これって日本の私鉄ターミナルで最大なんですぜ。

ここで一旦改札を出ます。

いったん駅の外へ出ます。新しくなった梅田阪急ビル。やっぱりデカい。

そして御堂筋をテクテク歩きます。

大江橋と淀屋橋を渡ります。

そして京阪の淀屋橋駅に到着!

これが今回のポイント!
伊丹から京阪電車に乗って京都方面に向かう場合、阪急から地下鉄御堂筋線を経由した場合、片道1,000円では出町柳までしか行くことができないのだ。
ところが、梅田から淀屋橋の1駅を歩くというワザを使うと、さらに先へ進めるのだ!

ということで、京阪電車の運賃表。とりあえず出町柳まで行っちゃいます。

淀屋橋から480円区間のきっぷを購入。ここまでで710円。地下鉄分の180円が浮きました。

京阪8000系の特急出町柳行きに乗ります。

京阪は天満橋から寝屋川市の手前までが複々線区間。
おまけに駅の間がめっちゃ短い!電車の前に駅のホームの先端が見えますが、その先の電車が止まっているところがもう次の駅。
その間わずか400メートル!新伊丹と稲野の間より短いです。

「ひらパー」がチラッと見えました。

伏見稲荷駅はホームの柱まで朱塗りです。
ちなみに京阪特急に使われる8000系と3000系車両は、運転席の真後ろもクロスシートになっているので、前面展望がスゴくいいんですよ。これだけでビール飲めます(←飲んでないけど)。

七条駅の手前でトンネルに入ります。昔は疎水の横を走っていて風流でしたが、今は地下線です。

終点の出町柳駅に到着!

ホームで噂の「プレミアムカー」をチェック。めっちゃ座り心地のよさそうなシートが並んでます。
乗りたかったんですが、料金が500円かかるため予算オーバーで断念(笑)。

こちらが出町柳駅。左が京阪で、右にあるのが「叡電(えいでん)」こと叡山電車の駅です。

叡電の運賃表。
梅田から淀屋橋まで歩いたおかげで290円余ったので、270円区間まで乗車可能に!
実はこれ以外のルートだと、残金が190円以下になってしまい、叡電へ乗車できないのだ!
歩きは偉大。

残金で買える最大の270円区間のきっぷを購入。これで合計980円!

出町柳からは三陸鉄道カラーの700系の二軒茶屋行きに乗ります。
鞍馬行きは観光客で混雑してましたが、途中の二軒茶屋行きは地元の人がほとんどで、のんびりしたムード。

出発してしばらくすると、奇抜なスタイルで話題になった「ひえい」と遭遇!

宝ヶ池駅の手前では「青もみじきらら」900系と遭遇。

宝ヶ池駅。右が八瀬比叡山口方面へ、左は鞍馬方面へ向かう線路です。

そして今回の目的地駅に到着!

今回の目的地は、叡山電鉄鞍馬線の「岩倉駅」でした!

シンプルですが、なかなかいい雰囲気の駅です。

前回(祝園駅編)では、行き当たりばったりで痛い目に遭ったので、駅前にあった案内図をチェック。
おっ、北へ向かうと岩倉具視にちなんだ建物がある様子。岩倉だけに岩倉具視とは何か関連があるのだろうか?

とりあえず、駅から北を向いてブラブラしつつ、進んでいきます。

最近はあまり見ることのなくなった「おもちゃ屋さん」を発見。
中はきっと子供たちのワンダーランドなのでしょう。

京都はコンビニも町屋風だ。

オシャレな豆腐屋さんの前に「飛び出し坊や」を発見。
よく見ると胸の部分に「I ♥ TOFU」と書いてある(笑)。

小学校が近いからか、別バージョンの飛び出し坊やが。

岩倉川沿いを進んでいきます。

川沿いにも飛び出し坊やが出現。ほぼ二頭身です。

ぶらぶら20分ほど歩いて「実相院門跡」に到着。

「実相院」は元天台宗寺門派で、今はどの宗派にも属していない寺院だそう。
寺院の建物内にある客殿の床にうつる「床みどり・床もみじ・雪化床」が有名なんだそうです。

実相院の近くに石碑を発見。
よ~く見ると「左 岩倉公幽栖地」と書いてあります。

すぐ近くに「岩倉具視幽棲旧宅」がありました。
せっかくなので中に入ってみることに。

茅葺の屋根も、建物もきれいに整備されていて、中に入ることもできます。
庭園も業者の手によって美しく手入れされてます。

岩倉具視といえば、昔の「500円札」の肖像画の人ですね(これ知ってるのも40代以上ですかね?)。
幕末から明治にかけて活躍しましたが、朝廷と幕府の「公武合体」を進めたことにより、幕末の一時、朝廷を追われ、この岩倉の地に蟄居(ちっきょ)していたそうです。

くわしくはこちらでどうぞ。

ガイドの人に、「岩倉具視と地名の岩倉とは関連があるんですか?」聞いてみたところ、
「昔からこの地は『岩倉』と呼ばれており、ここに住んでいた祖先が、地名から名字をとって『岩倉家』を名乗ることになったんですよ」と教えてくれました。
やっぱり何事も聞いてみるもんです。

ちょっとだけ幕末のお勉強をしたところで、再び駅の方へと戻っていきます。

帰りにも飛び出し坊やならぬ「飛び出しお嬢」を発見。
太ももに意味不明のTATOOが(笑)。

駅の近くの岩倉川鉄橋で、行きに乗った三鉄カラーの700系車両と遭遇。

北方向にはごはんを食べるようなお店がなかったので、今度は南方向へ歩いていきます。

岩倉川の対岸にあるのは、同志社の中学校と高校。かなり広い敷地です。
急に薄暗くなってきましたが、実はこの間、個人的に寄り道(鞍馬寺ケーブルカーに乗ってきた)してたのです。

南へ歩いていくと、京都市営地下鉄の国際会館駅に着きました。

見えてきたのは「餃子の王将」だ!

なんと、ここ宝ヶ池店は王将で一番メニューが多いお店らしい。

餃子だけでもこの種類の多さ。数えてみると14種類!さすがメニューが一番多いというだけのことはある。

定番メニューだけじゃなく、チョイ飲みに使える一品も豊富。

流行に乗るのも忘れない。

もうほとんど晩ご飯の時間だが、超遅めのお昼ごはんをいただきました。

さすが安定の王将クオリティでした(笑)。

お腹が満たされたところで今回の旅は終了。
Google Fitさんによると、7,619歩で374キロカロリー消費したことになってました。

京都でも、ちょっと穴場のスポットかも?

【旅のおさらい】

岩倉具視幽棲旧宅
所在地:京都市左京区岩倉上蔵町100(→Googleマップで見る
TEL:075-781-7984
営業時間:午前9時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
休館日:水曜日(祝日の場合は開館、次の平日休館)、年末年始(12月29日~1月3日)
入場料:一般 400円、中学・高校生及び高等専門学校生 200円、小学生 100円
リンク:公式サイト

餃子の王将 宝ヶ池店
所在地:京都府京都市左京区岩倉南桑原町51-2(→Googleマップで見る
TEL:075-721-9183
営業時間:
月~土/11:00~深夜0:30(ラストオーダー0:00)
日、連休最終日/11:00~22:00(ラストオーダー21:45)
リンク:ウェブサイト

★この日の旅費用★

・阪急伊丹駅~梅田駅 片道230円
・京阪淀屋橋駅~出町柳駅 片道480円
・叡電出町柳駅~岩倉駅 片道270円 合計980円
・岩倉具視幽棲旧宅入場料 400円
・餃子の王将 宝ヶ池店 1030円
◎合計 2410円でした!

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