リポート|「宮前ふとん太鼓」 大展示会

公開日:2021年11月08日

昨年はコロナ禍で中止となった秋の宮前まつり「宮前ふとん太鼓」が、10月10日(日)に2年ぶりに復活!!

今年は巡行ではなく、「宮前ふとん太鼓 大展示会」として三軒寺前広場にて実施されました。

当日の様子に密着し、後日インタビューを行いましたので、ご紹介します!

宮前ふとん太鼓を三軒寺前広場で展示

三軒寺前広場で展示を行うため、13時に猪名野神社を出発します。

まずは、無事に終えられるよう皆で参拝。

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出発準備です。

青空に映えるふとん太鼓。担ぎ手たちもかっこいい!

乗り子登場!

神様が座られるという座布団をモチーフとした太鼓台を担ぎ手が担ぎ、乗り子とよばれる10歳の男の子たちが太鼓台に乗り込み、太鼓を叩きます。

乗り子の男の子たちはこの日は神様と同じ存在。地に足をつけてはいけないということで、ふとん太鼓に乗っているとき以外は、終日ずっとおんぶで移動。

今年は担ぎ手、乗り子ともにマスク姿での実施となりましたが2年ぶりのふとん太鼓の復活がなんといってもうれしい!

神社の参道いっぱいの大きな布団太鼓!

宮前ふとん太鼓は明治時代から100年ほど続くお祭りなんですね。

宮ノ前通りへ。

見物の人も多数!

乗り子も気合入ってます!

伊丹アイフォニックホールとエフエムいたみのある交差点。信号を守って横断します。

いよいよ三軒寺前広場へ!

13時30分頃から15時30分まで、東側の広場で展示します。

乗り子はこの間もずっと叩いています。ほんとにすごい!

宮前ふとん太鼓 若中玄武会※」によるオリジナルマスクも販売!

※宮前ふとん太鼓の運営組織

お子さん向けにスーパーボウルすくいも!

集合写真を撮影!

広場の中を練り歩きます。

展示が終了し、神社に戻ります。

来た道を戻ります。

帰りはさらに見物の人が増えていました。

宮ノ前通りに入りました。

無事、神社まで戻ってきました!

宮前ふとん太鼓 写真展

そして、今年は、「伊丹市立図書館ことば蔵」でも宮前ふとん太鼓の写真展が行われました。

10月5日(火)〜10日(日)、歴代の宮前ふとん太鼓のポスターや巡行時の写真などが展示され、これまでの軌跡を振り返られるいい機会に。改めて見ると迫力がありますね!

インタビュー

また今回は、宮前ふとん太鼓の総代の西田慶介さん、副総代の南方忠司さん、渉外組長の丸山亮さんにお話を伺いました。

左から、南方忠司さん、西田慶介さん、丸山亮さん

ー明治時代から続くお祭りということですが、そんなに長い間、ずっと続いているのはすごいことですね。

西田さん:一度、宮ノ前商店街が廃れてストップした時期もあるのですが、平成10年に宮前まつりとして復活しました。商店街の人だけではなく、紹介などで誰でも担ぎ手になれる、開かれたお祭りになったことが大きかったです。

丸山さん:たとえば岸和田などの有名なお祭りなどは自治会の人しか参加できないことが多いので、宮前ふとん太鼓のような開かれたお祭りは珍しいんですよ。宮前ふとん太鼓は、自治会のひとのみなどのこだわりを持たず、開かれたお祭りになりました。

ーなるほど。そういえば、そもそも総代って何ですか?

西田さん:祭り全体の総責任者ですね。代表者です。

ーそうなんですね!ふとん太鼓で印象的なのは、乗り子の男の子たちが一生懸命ずっと太鼓を叩いている姿なんですが、あれはどれくらい練習するんですか?乗り子はどうやって選ばれるんでしょうか?

西田さん:毎年1ヶ月くらいかけて練習します。練習はけっこう大変だと思います。今年はコロナ禍ということもあって集まることができず、練習したのは1回だけです。乗り子は、自治会や玄武会という運営会のメンバーの子どもから希望制で選ばれることが多いですね。けっこう希望する子はいますよ、人気です。本来は小学4年生男子ですね。

ー今後のふとん太鼓の目標などありますか?

西田さん:長くバトンをつないで、ゆるやかになめらかに続けていくことでしょうか。続けていくということがとにかく目標ですね。続けるって難しいことだと思ってます。ちょっと高齢化もしているので、30代、20代のひともこれから担ぎ手として入ってくれるとうれしいですね。

ー最後にお三方からそれぞれ、宮前ふとん太鼓の良さや今年の感想を伺いたいです!

南方さん:10数年やってきて、ふとん太鼓に関わらなければ出会えなかったひとたちが100人以上いるんですね。これからもそうやって新しいひとに出会えるだろうし、そのひとたちに出会えたことはとても貴重なことと思います。友人と呼べるひとができたことがいちばん大きいです。

西田さん:今年は規模を縮小したにもかかわらず、本当にたくさんのひとが喜んでくれて、来年も来ると言ってくれました。毎年この祭りを楽しみにしてくれるひとたちがいると感じました。そういうふうに来たいと言ってくれるひとたちのために宮前ふとん太鼓という場を提供しつづけたいと思っています。

丸山さん:元はひとが足りないという理由で参加したんですけど、やってみると全然知らないひととの一体感があるのがすごくよくて。知らないひととふとん太鼓を担ぐのも高揚感があって、くせになります。それももちろん楽しいんですけど、バックアップの仕事、運営の仕事もとても楽しいです。特に今年は2年ぶりにみんながふとん太鼓を楽しんでくれていている様子を見て感極まりました。そういう楽しみもあって、今後も続けていくんだろうなと思っています。

ーありがとうございました!来年のふとん太鼓が楽しみです。


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