公開日:2024年05月09日
4月21日(日)はいたみサン・ジョルディの日。
残念ながら今年は雨の日曜日の開催となりましたが、雨でもたくさんの方に来ていただきました。
スペインのカタルーニャでは、「サン・ジョルディの日」は本と薔薇を恋人や家族など親しいひとたちのあいだで贈り合う日。伊丹でははじめて開催だった去年から、2回目の開催となった今年。
雨の雫でしっとり輝く緑のなかで本を選んだり、贈る薔薇の花のいろを迷ったり……。
昨年のようなにぎわいはなかったですが、市外・市内から「雨でも」と来てくれたひとたちで、和気藹々の開催となりました。特に家族連れ、お友達やカップルで来てくれた方が多くてよかった。
ブラインドブックスでは持ってきた本に最後のメッセージを書くひとたちの姿が見られました。
家族がそれぞれ1冊ずつ本を持ってきてくれたり、友達同志で来てそれぞれのメッセージを読み合って笑ったり。
自分が本を贈ったあとは、贈られる番です。メッセージを読んで本を選んで。
今年もみんなのメッセージを読むのが楽しかったです。
学生さんらしい二人組の女の子が来て、お互いの本を見せないまま、ラッピングした本にメッセージを書いてプレゼントしあったりしてくれました。これも新しいブランドブックスの楽しみ方ですね。
薔薇の花は雨雲で少し暗い広場を、ぱっと鮮やかに照らしてくれました。
昨年に続いて今年も、と薔薇の花を買いに来てくれた男の子もいたり。
うちでも買って帰った薔薇は長持ちで、しばらくサン・ジョルディの日の余韻がありました。
古本マーケットは雨のため短い時間の開催でしたが、みなさんが贈る本や自宅で読む本を探して足を止めてくれました。
本って、生活必需品じゃないから迷いますね。でも必需品じゃないから、どうしても欲しくなるときがありますよね。
昨年は発売そうそうに売り切れたカタルーニャ伝統菓子のパナジェッツは、今年も完売しました。
おうちで楽しめるカタルーニャの味、今年はたくさん仕入れていたので、より多くの方に味わっていただけたと思うとうれしいです。
今年が初めての方も、去年から引き続き来てくださった方も。本だけではなくて、ひとや新しい文化との出会いの場となれていたら本望です。
来年もまた、(願わくば晴れ空のしたで)カタルーニャの週末でお会いしましょう。
(撮影:小澤勇佑)
[企画制作]
株式会社echo fields/ITAMI ECHO
[主催]
いたみサン・ジョルディの日実行委員会
[協賛]
伊丹市・伊丹市教育委員会
[協力]
公益財団法人いたみ文化・スポーツ財団
伊丹オトラク実行委員会
伊丹市中心市街地活性化協議会
Written by なみま