リポート|「鳴く虫と郷町」スズムシ里親プロジェクト

公開日:2021年09月20日

鳴く虫と郷町」(9月19日で終了)では9月20日(月祝)、東リいたみホール B1多目的ホールにて「スズムシ里親プロジェクト」を開催!今年も里親さんへのスズムシの送り出しが行われました。

スズムシ里親プロジェクトとは、「鳴く虫と郷町」開催期間中、街中に展示され癒しの鳴き声を聴かせてくれたスズムシを市民から協力者を募り、引き取った方(里親さん)が繁殖させ来年の「鳴く虫と郷町」に提供するという試みです。

スズムシ里親プロジェクトの年間スケジュール

スズムシ里親プロジェクトは次のスケジュールにて行われます。

  • 2021年9月20日(月・祝)
    スズムシを里親さんに送り出し
  • 10月~4月ころ
    スズムシの成虫が役目を終え土中に残された卵の冬越し
  • 5月下旬~7月中旬
    スズムシのふ化
  • 7月上旬~8月
    スズムシが里親さんの元から昆虫館へ集合
  • 9月上旬~中旬
    「鳴く虫と郷町」で街中各所に展示

当日の準備

里親さんに可愛がってもらえるよう、音を奏でるオスと来年のタネを残すメスのセットつくりを行います。

里親さんを待つスズムシ達
街の街路樹やお店に展示されたいろんな鳴く虫が住んでいた竹籠

クツワムシ。結構大きくて家の中で遭遇するとビックリするかも。でも動きがゆっくりなのでユーモラス。

当日の流れ

会場に到着したらまずは受付、受付は、先日鳴く虫との共演CDをリリースした「行灯社」のお2人。会場ではそのCDがBGMでかかりとても良い雰囲気でした。

次に、持参したケースを袋から取り出したらスズムシ飼育用の赤玉土をケースに敷きます。この土の中にはすでに産卵された卵が入っている可能性が。

赤玉土を敷いたら、待望のスズムシを!今日は比較的ゆったりしていたので来場された里親さんにお好みのスズムシを選んでいただけました。

スズムシを受け取ったら登録用のハガキの提出と資料を受け取ります。スズムシ飼育にあたりわからないことがあればこちらで伊丹市昆虫館のスタッフに質問。丁寧に教えてくれます。

会場の雰囲気は、イベントの性質ゆえほんわかした感じです。

会場の入り口前では「鳴く虫と郷町」のオリジナルグッズの販売。こちらの売上の一部が次年度の「鳴く虫と郷町」開催資金として活用されます。

グッズ販売のテーブルには、「鳴く虫と郷町」に無くてはならない行灯のミニチュアが。(工芸センターによる関連イベント「ミニ行灯をつくろう」で作られたもの)

参加について

過去の様子。現在郷町館リニューアル工事中で閉館している旧岡田家酒蔵にて。(「鳴く虫と郷町ウェブサイトより)

里親プロジェクトは毎年開催されていますが、事前申し込み制で、いつも当日までに定員となっています。興味のある方は来年の会期時期、早めに伊丹市立昆虫館までお問い合わせください。

スズムシ里親プロジェクトを支えるスタッフとボランティアの皆さん。

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