リポート|57577であらわす日常ー小学生短歌ワークショップ

公開日:2024年02月29日

東リいたみホールで開催された「いたmeets(み~つ)子どもと楽しむフェスティバル2024」。

この中で、ITAMI ECHOでは「ゲームを使って短歌を詠んでみよう!」を企画し、小学生のみなさんと一緒に短歌で遊ぶ1日を過ごしました。

講師として来てくれたのは歌人のやまのおかゆさん。

短歌の歴史や作り方などをやさしく教えてくれます。1300年前からひとびとが気持ちをのせた57577について知りました。

では最初にゲームで短歌をつくってみよう!

用意したのは、5音と7音のカードを組み合わせて自分の短歌をつくるゲーム。鳴く虫と郷町の「あなたの風流もってきて」の企画で遊んだのが始まりでした。

この日はやまのおかゆ先生監修のもと、ITAMI ECHOで作成した伊丹市小学生版のゲームを使ってみんなで短歌をつくります。

伊丹市小学生版なので、「昆陽池公園」など伊丹に由来するカードもあって盛り上がります。配られたカードを見ながら並び替えたり交換したりして、短歌をつくる参加者たち。

思いがけない言葉のカードに声があがります。

自分の感性を生かしつつ、狙っていたカードが他の参加者にとられたりなどゲーム性もあり、「わーっ、とられた!」「あの言葉があればばっちりなんだけどなあ」と言いながら悩みつつ盛り上がる子どもたち。

子どもたちが短歌ゲームをしているあいだ、保護者のみなさんには市販の短歌ゲーム「きらきら青春篇」をしてもらいました。

こちらも子どもたちに負けないくらい大盛り上がり!大人がすると盛り上がるんですよね。

いよいよゲームで出来上がった短歌をみんなで披露!

カードを1枚ずつひっくり返して詠みあげます。

次にどんな言葉が出てくるのかどきどき!

学校生活のことや家族のこと、それぞれの日常を切り取って発表しあった子どもたちでした。

保護者の方も集まって鑑賞のひととき。

次にゲームでつくった短歌か自分のオリジナル短歌を色紙に筆ペンで書いて、今日の作品として仕上げていきます。

字を間違えないように慎重に。こちらではみんな急に静かになりました。集中集中。

作品に作者である自分の名前を入れたら、石の判子を押して完成!判子の試し押しがたのしい。

おかゆ先生も一緒に、完成した色紙を持ってポーズ。

たのしい短歌の時間を過ごしました。

やまのおかゆ先生の短歌サークル「ことつて」は今後も活動していくそうです。

またいっしょに短歌のイベントを開催したいと思いますので、是非ご参加くださいね。

学校で習った短歌や、百人一首の好きな歌などをみんなで話したり、カードで遊んだり。31音の可能性のひろがりを感じた1日でした。

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