公開日:2024年03月12日
東リいたみホールで開催されていたmeets(み〜つ)。
子どもたちがさまざまな文化を体験できる2日間のイベント。
ITAMI ECHOでは「ゲームを使って短歌を詠んでみよう!」という小学生向け短歌のワークショップを開催。みんなでわいわいと短歌をつくって遊びました。
そして市民としては「はじめての狂言ワークショップ」に4歳の息子と参加しました!
東リいたみホールの大和室にはいつもと違って、金屏風、竹でしつらいがしてあってテンションが上がります。
ワークショップを企画された能楽コーディネーターの山村貴司先生。海外含む各地で狂言を広める活動をしている先生は、3歳から舞台に立っておられたということで、和服姿でぴっ!としておられます。
この日ワークショップに集まった子どもたちは未就学の子たちばかり。
このくらいの時には先生はもう初舞台だったのかあと思うと、わちゃわちゃしている子どもたちを見て、改めてすごい!と思いました。
いよいよスタート!畳に正座して先生のお話を聞く子どもたち。
始まりはご挨拶から。お稽古の最初には「お願いします」と手をついて挨拶をします。
まずは先生がお手本をやってくれます。
「お願いします!」と頭を下げる子どもたち。
さっきまで広い畳の部屋にはしゃいでいた子たちが急にかしこまるので、保護者席のみんなで笑ってしまいました。
先生から子ども用のちいさな扇子をいただいて広げてみます。
狂言の世界ではこの扇子でいろいろなものや仕草を表現するそうで、重要な小道具なのだそう。
扇子の広げ方や持ち方も決まっているので、ひとり一人先生が指導してくれます。
立ち方、歩き方もちゃんと決まっています。ひとつひとつの動作をぴしっと決めていくことが大切なのだそう。
扇子を手に立ち方の練習。脇を少し広げて手は腰の横に。子どもたちと一緒に保護者もやってみます。
ただ立つだけなのですが、姿勢をよくしてじっと同じポーズをしているのはけっこう大変。ここも先生がみんなに教えてくれます。
大人が真剣だと子どもにも伝わるようで、普段は動き回る子どももぴたっと先生の指導を聞いています。
この後摺り足ですすす……と歩く練習をしたり、扇子を広げて決めのポーズをしたり。最後には「盆山(ぼんさん)」という演目の一部をみんなでやってみました。先生も謡を披露してくださって迫力がありました。
室町時代に始まった狂言。むかしむかしの人たちが同じ仕草をして笑ったり感動したりしていたと思うと不思議です。
ワークショップなのでさわりの部分だけ経験しましたが、日本の伝統文化に触れて実際に経験してみることができてたのしい時間でした。
Written by なみま
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