公開日:2024年12月07日
12月8日(日)の宵の空で土星食!
伊丹市立こども文化科学館では、今回も、ITAMI ECHOとのコラボでライブ中継を行います。
科学館の屋上展望台に望遠鏡を設置され、月に土星が隠されていく様子をYouTubeで楽しんでいただけますよ!
この日は、18時頃南の空に半月近い月が見えます。
そのそばに明るい星が見えますがそれが土星だそうです。
その星の前を月が過ぎてゆき、月がこの星を隠す「土星食」という珍しい天文現象が起こります。
12月8日(日)、伊丹市の日没時刻は16時48分です。
その約1時間半後18時21分に、月と土星が接触するように徐々に土星の姿が欠けて(隠れて)ゆきます。
肉眼で観ると土星は点像ですが、望遠鏡で観ますと丸い面積を持った姿が確認出来、欠け始めからすべて隠れるまではおよそ1分から2分程度かかりるそうです。
土星は月の背後に入り観えなくなりますが、約20分後の18時44分頃月の明るい縁から少しずつ土星が現れます。
土星本体がすべて見えるようになるのは18時47分、ここで土星色天文ショーは終了となります。
土星は環を持つ惑星として有名です。
環を持つ惑星は他にもありますが、地上から小型望遠鏡でも環が見えるのは土星だけです。
土星の環の傾きは毎年少しずつ変わり、来年3月には地球から環を真横から眺める位置関係になり、15年ぶりに「環の消失」という現象が起こります。つまり、環が見えない土星を観察することになるのです。
その直前でもあるこの時期の土星の環はとても細く、串団子のような姿をしています。
望遠鏡をお持ちの方は、この機会にぜひ土星を観察してみましょう。月が目じるしになって、ふだんより見つけやすいでしょう。
当日、科学館の屋上に望遠鏡を設置し、土星食の様子をオンライン中継します。望遠鏡で拡大された土星の姿や、徐々に欠けていくようすに加えて、隣接する飛行場から飛び立つ飛行機の様子も楽しめます。
今回、「ITAMI ECHO」さんの協力により、 当館専門スタッフの解説とパーソナリティーさんとの掛け合いや、美しい音楽とともに、ラジオ放送のような番組で、この天文現象を盛り上げていきます。
ぜひご視聴ください。
伊丹市こども文化科学館ウェブサイトより
ITAMI ECHOがご協力させていただくのも何回目になるでしょうか!?
今回も、鳴く虫と郷町で実施している「虫のいいラジオ」でおなじみのパーソナリティ、たっきーが進行いたします。お楽しみに!
日没16:48
土星食
潜入開始18:21(高度 46度)
潜入終了18:24
出現開始18:44(高度 45度)
出現終了18:47
2024年12月8日(日)
18:00〜19:00(予定)
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