子育て世代の心強い味方!伊丹市自慢の愛される図書館「ことば蔵」の魅力に迫る|伊丹市シティプロモーション

公開日:2025年08月15日

2025年度伊丹市シティプロモーション事業の一環で実施した市内子育て層対象のリポーター講習会受講者による取材記事です。

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伊丹市にある伊丹市立図書館本館「ことば蔵」へ行ってきました。

地域の文化拠点であると同時に、子育て世代にとって心強い味方となる図書館です。

剣菱酒造の酒蔵が建っていたことから伊丹郷町の酒蔵をイメージした外観に。伊丹は、清酒発祥の地と言われている。

昔ながらの酒蔵を思わせる趣のある外観は、伊丹の歴史や文化が感じられます。

2012年に伊丹市の中心部分にオープンしてから、子どもがまだ小さい頃から何度も通っている馴染みのある図書館なのですが、何度訪れても飽きのこない落ち着いた建物が魅力!

施設の中に入ると市民ギャラリーがあり、広々としたロビーへと繋がっています。

名誉館長は小説家の田辺聖子さん。

第2・4水曜日には、2歳~4歳向けのおはなし会も。

1階は誰でも自由に使える交流スペースになっていて、地域では「公園」とも呼ばれているそうです。

子ども達が安心安全に過ごせる居場所があるのは、子育て世代には本当にありがたいです!

交流スペースは明るく開放的で気持ちのよい空間になっています。

実際に、「公園のような図書館」というコンセプトでつくられたことば蔵は、地域に根ざした図書館として、「ライブラリー・オブ・ザ・イヤー2016」の 大賞を受賞しているそうですよ。素晴らしい〜!

どんなところが評価されたのかひとつひとつみていくと、市民参加のイベントや子ども向けのお話会が開催されていたり、多彩な交流プログラムが充実していました。

そのひとつに、「交流フロア運営会議」という市民なら誰でも参加できるオープンな会議があって、市民が主体となって様々なアイデアをカタチにしていくような取り組みが行われているのだとか。なんだかワクワク♩

イベントは年間200回以上開催されていて、地域とのつながりを育む役割を果たしているそうです。

市民として、自分のやりたいことを実現できる場があるというのは、地域活性にも繋がり素晴らしい取り組みだと感じました。

今回、交流スペースで見つけた面白い企画……。

①こどものZINE(ジン)つくってみませんか

”ZINE” こちらではじめて知ったのですが、自分の好きなことや趣味、主張、日常の記録などを自由なテーマで制作する手作り小冊子のことだそう。写真やイラスト、文章や漫画など表現方法も自由で、作る人も見る人も楽しめるZINE。自分のアイデアや表現をそのままカタチにできるのが特徴だそうです。

共通の趣味をもつ人たちが集まるきっかけや、交流の場となるおもしろい企画ですね!

SNSで発信することが主流となった今、手作りのぬくもりや情報交換、交流するためのツールとして素敵だなと思いました!

②カエボンコーナー

おすすめ本の交流会として「カエボン部」があるようです。8月のテーマは”夕焼け”で、テーマに沿った本を持ち寄ってゆったりトークしたり、気になる本があればその場で交換(カエボン)もできるようですよ!

本好きさんにはたまらない魅力的な取り組みですね。一度わたしも参加してみようかな!

各フロアごとに様々なスペースがあることば蔵。

子どもたちが小学生の頃は、こちらの多目的室でバレエの発表会をしたり、イベントに参加したり(レオレオニのイラストを描くバリスタ体験など)いろんな思い出があって懐かしいです♩

バレエ発表会(2018年3月)
cafe MON×ことば蔵 バリスタ体験(2018年9月)
cafe MON×ことば蔵 バリスタ体験(2018年9月)
cafe MON×ことば蔵 バリスタ体験(2018年9月)
cafe MON×ことば蔵 バリスタ体験(2018年9月)
cafe MON×ことば蔵 バリスタ体験(2018年9月)
cafe MON×ことば蔵 バリスタ体験(2018年9月)

最近では、中学生と高校生になった子どもたちは、テスト前になるとよく自習室を利用しています。自習室はいつもたくさんの学生さんが勉強に励んでいるそうですよ(伊丹市の児童は熱心な子が多い印象!!)

交流スペースで軽食をとったりお友達と話したりもできるので、過ごしやすく一日中いることもしばしば。子どもにとっても、活用しやすく環境が整っていて、居心地のよい場所になっているようです。

ことば蔵は猪名野神社の参道のすぐそばにあるので、お参りに来られた帰りに立ち寄られる方も多いのではないでしょうか。

お隣にある昆布屋さんと和菓子屋さん。

和菓子屋、中満さんで人気の酒饅頭、絶品です~♪
(伊丹出身の有名人 Da-iCE花村想太さんも絶賛されてさらに有名に!)

夏のかき氷も大人気!

館内には約40万冊の蔵書を備えていることば蔵。

図書館としてはもちろんおすすめですが、本を楽しむだけではなく様々な活用法があってそこに集まる人がまた新しい魅力を生み出していく、といった循環が ”愛され続けることば蔵” の秘訣なのだと感じました。

交流スペースから生まれる面白い企画やアイデアに今後も注目していきたいと思います!

わが子たちはあっという間に大きくなって、一緒に図書館へ通う年齢ではなくなってしまったけど、こうした魅力に改めて触れることができて、ことば蔵を訪れる楽しみがまたひとつ増えました。

そしてなんと!ことば蔵は、家族で楽しめる親しみのある活動が充実していることから、市外からの子育て層が「移住を考えるきっかけになる図書館」としても注目されているそうです。大人も子どもも通いたくなるような場所として、ますます魅力的な場所へと進化していきそうですね♪

これからの「ことば蔵」も、わたしたち市民や地域の人たちにとって、大切な居場所であり続けてほしいと感じました。

施設概要

伊丹市立図書館「ことば蔵」

所在地

伊丹市立図書館ことば蔵
伊丹市宮ノ前3-7-4
TEL:072-783-2775(代表)

開館時間

火~金曜:9:30〜20:00
土・日曜/祝日:9:30〜18:00

休館日

月曜
年末年始

下記の期間、図書サービスは利用不可(1階・4階は可)

  • 毎月第1木曜日(祝日・休日と重なる場合は除く)
  • 特別整理期間(6月)

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